現在は、ワイン用ブドウの収穫と仕込みの真っただ中である。
今年の夏は暑く、そのために例年とは違う状況が起きているらしい。
半月前くらいから品種によって収穫が始まっているのだが、その前から鳥の食害がひどいと息子たちは言っていた。
ぶどう畑の中に鷹の形をした鳥追い凧をいくつも置いたり、
山側の畑の見回りをしたりしていたようだが、
鳥たち(主にひよどりらしい)はそんなもものをかいくぐり、ムシャムシャとブドウを食べているようだ。
実際に私もその状況を見ているが、本当に見事に食べ尽くしている。
今まではこのようなことはあまりなかったようだが、今年はどういうことなのだろう。
昨日は、ワイナリーに来ていたボランティアが別の畑の収穫に行ったら、
八割以上食害にあっていたとか話していた。
一年間頑張って八割も鳥に食べられてしまったら、泣くにも泣けないだろう。
この数日でひよどりの大軍に襲われたらしい。
ワイン用ブドウは収穫して仕込むものだから、
小規模のワイナリーは一度収穫したらその仕込みのために畑に行かない日がある。
ヒヨドリたちはそれを知ってか知らずか、
「今日はあの畑が餌場だぞー」とやってくるのかもしれない。
さて、わが息子たちの畑の食害は、最終的にどれほどになることだろう。