Nagasaki Discovery Magazine ni-ko-ri「 にこり」が届いた
先日、長崎県が年4回発行する「にこり」が届いた。私が送ってもらえるように県にお願いしてから3冊目である。ブログにもコメントをいただくyokota115さんが私が長崎のファンであることを知って、こういう冊子がありますよと、教えていただき申し込んだのがきっかけである。上の写真は今号の表紙である。「長崎の美味しい島めぐり ~五島・壱岐・対馬~」とある。 曰く「長崎県は日本一、島が多い県です。その数、なんと九百七十一島」。鹿児島県も南西に広がる離島がたくさんあると思っていたので「日本離島ランキング」を調べてみた。もちろん、1位は長崎県の971,2位 鹿児島県 605, 3位 北海道 509,4位 島根県 369, 5位 沖縄県 363 と続いている。因みに、有人離島数も長崎県が1位で73,人口は170,759。 鹿児島県 は28,人口は149、620人である。 今回紹介された五島・壱岐・対馬のうち私が行ったことのあるのは「五島」のみである。私は昭和49年(1974)34歳の年末から昭和52年の年末まで3年間、長崎に住んでいたのだが、そのとき社内旅行で1泊2日の日程で五島に行ったことがる。当時の長崎支店は人数も少なく家族的な雰囲気だったので、女子事務員さんたちが面倒を見てくれるということもあり、皆に勧められて小学生だった長女と長男、それに幼稚園の年長組の二男まで連れて参加したのだった。長崎から船で行ったのは間違いないが、当時のことでジェットフォイルみたいな船があったわけでもないし、福江島に着いてからもタクシーを利用したことを考えると普通の客船だったのだろう。途中、教会に数ヶ所立ち寄ったり、断崖に立つ「大瀬崎灯台」などを見学した記憶がある。一泊したのは玉之浦にある日本最西端の温泉・荒川温泉の宿だった。しかし、詳しいことは40年以上前のことであり、残念ながら彼方に飛んでいってしまった。ただ子どもたちは楽しかったと今でも言っているので、連れて行って良かったと思っている。 当時は歴史にも深い興味があったわけでもないので、遣唐使初めの頃のルートとして福江島が唐へ向かう最後の風待ちの最後の場所であったとか、その後、有名になった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録された中に五島市の「久賀島の集落」と「奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)」などのことも知らずに行ったので、今になって惜しいことをしたと思うことである。 壱岐と対馬については、ほとんど知ることはなかったのだが、2020年に「古地図で楽しむ長崎」という本で「村絵図に見る浦の風景、壱岐・勝本浦」「日朝交流の懸け橋・対馬」などを読んで俄然興味が湧いて、一昨年末に「壱岐・対馬」のツアーに申し込んだほどである。ところがコロナ禍で怖くなり結局はキャンセルをした。その後ツアー自体もどうなったのかわからない。安いツアーがあれば行ってみたいと思っている。