テーマ:食べ物あれこれ(49637)
カテゴリ:がんばれ!食の匠たち
4月から始まったNHK朝の連続テレビ小説、「純情きらり」をご覧になっていますか?
ストーリーの舞台となっているのは、愛知県岡崎市。 ピアニストを目指す主人公、有森桜子の婚約者となるのが、 岡崎市にある八丁味噌の蔵元「山長」の御曹司、松井達彦という設定です。 先週末、そのモデルとなった八丁味噌の老舗、 「株式会社まるや八丁味噌」 と 「合資会社八丁味噌」 を訪問しました。 「八丁味噌」の名前は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある八丁村で、 八丁味噌の仕込みを始めたことに由来しているそうです。 このあたりは交通の要所であり、温暖で良質の天然水にも恵まれるという、 味噌造りに欠かせない条件に恵まれた地域だったのです。 優れた醸造技術で造られた味噌は、風味も良く長期保存も可能なため、 戦国時代には三河の武士たちの兵糧としても重宝がられたそうです。 まるや八丁味噌 旧東海道沿いにお店があります。 合資会社八丁味噌の本社社屋(文化庁の登録文化財) 大正時代末期に建てられた洋館です。 味噌蔵に入れていただくと…、 八丁味噌のおいしそうな香りで満たされています! 八丁味噌は、大豆を原料とする「豆味噌」です。 その原料は、丸大豆、塩、水。 大桶の中に約6トンもの「大豆麹」を仕込んで造ります。 その後、中の空気を抜くために、約3トンもの石をピラミッド型に積み上げる 「石積」という作業が行なわれます。 石の重さは、大きなもので約60kgもあるとか! 綺麗に積み上げられた様は、まさに職人技ですね。 この大桶一杯で、何と約30万人分の味噌汁が出来るそうです! この状態で二冬二夏(約2年以上)の時間をかけてゆっくりと熟成されるのです。 そして、このように商品化されます。 まるや八丁味噌の「有機八丁味噌」 現在、世界的な健康志向の強まりから、 アメリカやドイツ、フランスなどにも輸出されているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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