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テーマ:□■ウイルス対策■□(194)
カテゴリ:休校期間お役立ち情報
昨日に続き、「休校期間お役立ち情報」というテーマで、記事を書いていきます。
(昨日の記事は、こちら↓ ▼【休校期間お役立ち情報】その1 マスクについて) 第2回目は、恐れすぎないことについてです。 僕は、これが一番大事なことだと思っています。 リスクに備えることは大事です。 しかし、恐れすぎる必要はありません。 自己啓発の名著に、カーネギーの『道は開ける』があります。 イライラしたり怒ったり、悲しくなったり、やるせなくなったり・・・そういった心理状況から、冷静に落ち着いて行動できるよう、導いてくれる好著です。 『道は開ける 文庫版』 (デール・カーネギー著、香山晶訳、創元社、2016、700円+税) この中に、次のような記述があります。 ==================== ・平均値の法則に照らして、自分の悩みが正当なものかどうかを判断し、いつまでもくよくよしている態度を改めれば、悩みの9割は解消できるに違いない。 (p104より) ・世界で最も著名な保険会社――ロンドンのロイズ保険組合――は、まれにしか起こらない出来事を気に病むという人間の性質を利用して莫大な富を築き上げた。 (p105より) ==================== 「平均値の法則に照らして」というのは、つまり、それが実際にどの程度の割合で起こりうるのか、データにあたってみなさい、ということです。 頭の中だけで考え始めると、心配の種が、どんどん膨らんでしまいます。 人間は、「まれにしか起こらない出来事を気に病む」という性質があるのです。 私たちは、そのようにできているのです。 それが本当にどこまで気に病むに値するものかは、しっかりと調べておかなくてはいけません。 本書の中に、小児麻痺が大流行したときの実際のエピソードがでてきます。 この状況は、今とかなりよく似ています。 長くなりますが、以下に引用します。 ==================== ・私たちは万全の用心だけはしました。 子供たちを人込みから遠ざけ、学校や映画館へは行かせませんでした。 衛生局に問い合わせて過去の記録を調べると、カリフォルニアで小児麻痺が最も猛威をふるった時でさえ、それに冒された子供は州全体で1835人にすぎないとわかりました。普通の場合は2、300人とのことでした。 これは悲しい記録には変わりありませんが、平均値の法則に当てはめてみると、子供がそれに冒される確率はごく小さなものでしかないという気になりました。 『平均値の法則から見て、まず起こりえない』。 この言葉によって私の悩みの90%は消え去りました。 (p108より) ==================== カーネギーは、人間は心配すぎる傾向があるので、冷静になるよう呼びかけています。 もちろん、今回のコロナウイルスについては、未知のことがたくさんあるので、現時点のデータだけで、楽観視することはできません。ただ、専門家は過去に感染症が大流行したときのデータも含めて、根拠に基づいた予想をしているはずです。私たちはそういった情報を受けながら、現実的にどう行動するか、冷静に考えなければなりません。 カーネギーが『道は開ける』の原著を出したのは1948年ですから、普遍的な人間の性質を扱っているとはいえ、現代を生きる我々には古すぎると思われるかもしれません。 そこで、今回のコロナウイルスについての「恐れすぎない」対応について、僕の地元の新聞が取り上げていた内容も、紹介したいと思います。 最近は全国紙の多くのページがコロナウイルス関連の記事に費やされています。 しかし、僕はこの件については地域によって対応策が違うと思っています。 そのため、地域密着型の地元の地域新聞の記事が、かなり参考になりました。 以下は「丹波新聞」(2020年3月5日)の記事です。 ==================== ・今回のコロナウイルスは、症状のない人でも感染源になるという厄介な特徴を持つ。 しかし一方、空中感染はしない。肺炎で死亡する高齢者もいるが、ほとんどの患者は回復する。 (具体例略)感染者が広がると言っても、累積していくわけではない。 普段から十分注意自重しつつ、過剰に恐れはすまい。 (一面の「丹波春秋」より) ==================== 僕はこれを読んで大変安心しました。 引用からはカットしましたが、途中の具体例に説得力があり、感染者が出ても収束に向かっているところの数字を見せられたことが大きかったです。 丹波新聞そのものにWeb版はありませんが、一部の記事はWebでも読めます。 Web上で読める記事として、専門医の見解も載せています。 ▼感染症専門医「そう怖くない」 新型コロナ、8割は「風邪かなぁ」 最新情報触れても評価変わらず (「丹波新聞」公式サイト) 丹波市内に新しくできた県立丹波医療センターの専門医の見解。 僕は、信用できると思います。 前回の最後に書いたことを、もう一度書きます。 過剰反応をせず、落ち着いて行動してください。 できる範囲で気をつけてさえいれば、過剰にウイルスを恐れる必要はありません。 冷静さを失って、パニックになるのが、一番おそろしいです。 まわりが落ち着きを失っているときこそ、どうか落ち着いて行動してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.06 19:30:04
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