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テーマ:タブレットPC新時代(96)
カテゴリ:PC・デジタル関係
学校でのプログラミングで最も使われているのは、何でしょう?
おそらく、「スクラッチ」ではないかと思います。 ▼スクラッチ公式サイト 1人1台端末が配られたので、小学校高学年の子どもたちは、スクラッチを自主的にさわっています。 スクラッチの中にはユーザーが作って公開してあるゲームがたくさんあり、そのゲームで遊んでいる子もいっぱいいます。 中には「マインクラフト」や「にゃんこ大戦争」そっくりのゲームを作っているユーザーもいるようで、「スクラッチならゲームができる」と、一部の子どもたちの間では学校端末でゲームをする抜け道だと認識されているようです。(^^;) 僕としてはゲーム開発はすごく頭を使うし、学校の勉強とも結びつくものだと思っています。 ゲームを入り口として、単なる消費者から、作る側にまわる、そういう子どもたちが増えるのは、いいことだと思っています。 ゲームを作るのは、頭を使いますよ~。 学校でプログラミング教育がスタートしたのは数年前。 今も進んでいるとは言いがたいのですが、子どもたちのICT環境は確実に変わってきています。 今こそ、プログラミング教育に本腰を入れて取り組んでみても、いいですね。 学校での導入については、NHK for schoolの「ワイワイプログラミング」が、分かりやすいと思います。 ▼スクラッチをはじめよう | ワイワイプログラミング | NHK for School (公式サイト) 「Scratchに参加しよう」は飛ばして、いきなり「作る」をしてもプログラミングを開始できます。 さて、僕も久しぶりにスクラッチをさわってみることにしました。 久しぶりにスクラッチで、何を作ろうかな・・・。 ■「スクラッチ」を、さわってみよう! (とりあえずやってみる人向けのガイド) (1)まずは見た目をガラリと変えてみよう 最初の一歩で変化が大きいと、その後のやる気につながりますよね! 画面の右下隅に、ステージ背景やキャラクタースプライトを選ぶボタンがあります。 「+」を押すと選べます。 ステージを選んだ後、その中に描きこむこともできます。 単純に、お絵かきソフトとしても、楽しいかも? スプライトの場合、重ねて表示することができます。 ためしに、クルマを選んで、ネコが乗っているような位置に置いてみました。 (2)プログラミングをしてみよう プログラミングの最初の一歩は、何をしましょう? 僕の場合は、最初に「旗」を置きます。 これを、プログラムのスタート地点にするわけです。 他のユーザーに遊んでもらう時、旗を押すと、何かが起こるように、プログラミングします。 左の枠内は、左端がタブのようになっていて、左端のジャンルを押すと、中身が選べます。 まずは、オレンジ色の「イベント」を選んでみましょう。 「旗が押されたとき」というのを、真ん中のあいているところに、ドラッグします。 ここからは、アイデアが求められます。 今回は、ネコがクルマに乗って出発しようとしたところ、 クルマだけが出発して、ネコがおいていかれるプログラムをしてみます。 プログラムはスプライトのそれぞれに割り当てられるので、 とりあえずクルマのスプライトを選んで、以下のように並べてみました。 右上にある「旗」を押すと、プログラムが実行されます。 おっと、これだと、ネコではなくクルマがしゃべってしまいますね。 そこで、コピーペーストを使って、ネコのスプライトに一部を移行させます。 ↓クルマのプログラム ↓ネコのプログラム 一応、なんとなく、意図した感じになってきました。 ここから、さらに「○秒待つ」の数字を変化させたりして、よりよいプログラムに改善していきます。 できあがったプログラムは、こちら! ↑クリックすると、このプログラムの公開サイトに飛びます。 (3)一度作ったプログラムを、アレンジしてみよう 今回のネタの場合、クルマが右に行く代わりに、下にもぐっていくバージョンも作ってみます。 クルマのスプライトの設定で、「向き」というのがあります。 ここをさわれば、どの向きに移動していくのかを変更できます。 ただ、向きを普通に変えると、クルマの最初の形も、回転してしまいます。 (これは、実際にやって確認してみましょう。) 「回転しない」というマークがあるので、これを選んでおくと、 最初の見た目はそのままで、移動方向だけを変えられます。 できあがったプログラムは、こちら! ↑クリックすると、このプログラムの公開サイトに飛びます。 カンタンに作れてすぐに公開できるのが、スクラッチのすごいところです。 (公開する場合は、Scratchへの入会手続きが必要です。) なお、低学年の場合、iPadやAndroidタブレットなら、 「スクラッチジュニア」が使いやすいです。 ▼「スクラッチジュニア」でかんたんプログラミング! (2020/11/02の日記) スクラッチの情報はネット上にかなり多く出回っていますが、しっかりと取り組むなら、本を買うのもいいですね。 検索すると、本も、いっぱい発売されています。 ゲーム会社が子ども向けに作った「スクラッチ」の本が面白そうなので、 買ってみようと思います。 「城とドラゴン」の制作会社です。 うちの息子が「城とドラゴン」に夢中なので、この本も、読むかな? 『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル プロのゲームクリエイターが伝授! 考えて遊んで面白くするゲーム作りの思考法』 (アソビズム、 誠文堂新光社 、2020、2970円) イチから作るのではなく、途中から作ってゲームを完成させる、というコンセプトは、かなりよさそうです。 イチから作るのは、やっぱり大変ですからね。(^。^) ※Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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