テーマ:熱帯魚&水草の話(1139)
カテゴリ:熱帯魚
さて、ほとんど言葉の通じぬタイ人達と朝までドンチャン騒ぎをしたさかなおやじがホテルにたどり着いたのがam5:00の事です。その日の夜の便で日本に帰る予定のさかなおやじとしては、なんとしてもプラガットをゲットしなくてはなりません。まずは、その前に荷造りを・・・。すでにショーベタ50ペアとプラガット数ペアをゲットしているさかなおやじとしてはどの様にして、これらのベタを日本に持ち帰るかが問題です。幸いな事にベタは短期間であればすごく小さなスペースで生存可能なので、まずは現時点でゲットしてあるベタを更に小さくパッキングし直しです。ビニール袋をだいたい大人の握りこぶしぐらいの大きさにまで小さくしても何せ数が数です。手持ちの2つのトランクに詰めたところ、衣類などはまったく入れないでベタだけですでに6割くらいのスペースが・・・。「むっ、いかんこのままではプラガットを入れるスペースがない!」そこで、さかなおやじはアルコールで痛む頭で数秒間熟考した結果、スーツ以外のすべて衣服を放棄する事にしました。よしよし、これで準備万端です(オイオイ本当にそうか?)
大体昼頃に例の案内人がホテルに迎えに来ました。彼の車で市場にGo!時間があまりないので、面白そうな露店とかを見て見ぬふりで素通りです。市場の奥まったところにその「プラガット専門店」はありました。そこは、賭け事の対象となる闘魚としてのプラガットではなく、観賞用のプラガットを専門に扱っている店でした。なんでも市場の中にはこのような「カラープラガットのお店」が他にも数件あるそうですから、タイのベタ熱には驚きです。 店に入るやいなや、店番のおやじが計算に弱そうと判断したさかなおやじの今日の先制攻撃は、いきなり財布から10000バーツ(約3万円)を出して、「これで買えるだけのプラガットくれっ」と言うものでした。こりゃ、ゴングと同時に突進する「ボブサップ型攻撃」とでも申しましょうか(笑)もちろん、タイ語は話せませんから案内人が通訳してくれました。 ひどく驚いたような顔で困惑している店のおやじを尻目に、さかなおやじは片っ端から選んで行きます。案内人にあらかじめ教わっておいたのですが、こうした時タイの人は購入決定したガラス瓶の中に輪ゴムを投げ入れていくそうです。さかなおやじが次々とガラス瓶の中に輪ゴム投げ入れ始めると、はじめの内こそ「それは500バーツ、そっちは300バーツ・・・」とかつぶやいていた店のおやじですがそのうち計算が出来なくなってきたみたいで、ただひたすらあいまいな笑みを浮かべて沈黙しています。 結局、店にいるプラガットのカラーバリエーションを一通りチョイスしたのが、午後3時過ぎの事、これからホテルに戻って荷造りしなくてはなりません。店のおやじが異様にノロノロとパッキングしているので、案内人ともにその手伝いをし、店のおやじの手に10000バーツ握らせました。店のおやじは、それが適正価格なのかそれとも大損こいているのか少し悩んでいた様でもありましたが、結局10000バーツの誘惑に負けてしまったのでしょう。いきなりにっこり笑うと、店内にあったベタ専用の網やエサなどをおまけにくれはじめました(苦笑)。 後で数えるとこの日購入したプラガットは32ペアでしたから、1ペアあたり約1000円と言う事で、私も店のおやじも損はしていないと思われます。さて、これから急いでホテルに戻りなんとしてもベタたちを2つのトランクに収容しなくてはなりません。ショーベタ、プラガット併せて90ペア前後を一体どうやってトランクに詰めると言うのでしょうか。あらためて、自分の無計画さをあきれると言うよりは、ここまで来るとむしろほめてやりたい気持ちのさかなおやじでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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