テーマ:熱帯魚&水草の話(1149)
カテゴリ:熱帯魚
この家建てる時に、いくつかの住宅メーカーを訪ねたのですが、温室の水量と蔵書の合計重量を聞くと、どこもしり込みして仕事を受けてくれません。唯一、お任せ下さい!と胸を張ったのがTOYOTAホーム。「何しろ、わが社は鉄骨使ってますから、少々の重量は何でもありませんよ。それに、地震にも強いのです!関東大震災クラスの地震でも絶対に壊れません」といやに強気な営業主任に押し切られてここに住宅建設を頼む事に・・・。 いざ、設計の段階になると 「チョツトここに出窓付けたいんだけど」 「ああ、そこにはちょうど鉄骨が通っているので窓開けられません」 「天井裏に部屋を造りたいのだが・・・」 「ああ、そこには鉄骨の梁があるので無理です」 など出来ない事のオンパレード。そして、このようなやり取りの後必ずTOYOTAの人が言う決まり文句は 「わが社は耐震構造には地震がありますから」 結局、わざわざ注文住宅にしたにもかかわらず、完成したのはただの箱型の家。妻などは、これならコンテナでも買ってきて設置したのと変わりないじゃない」と文句たらたらでした(苦笑)。そんな耐震構造を考慮した「ただの箱型住宅」なだけに、昨日の地震でも家族の誰一人としてあわてるものはおりません。ある意味立派な人達です(笑)。ただ一人あわてていたのがさかなおやじ。何しろ、熱帯魚温室の水がこぼれる事は必定なので大揺れの中温室にすっ飛んでいきました。 案の定と言うか、温室内は完全に室内プール状態!下の子供などは「ワーイ、プールだプールだ!」と隣ではしゃぎまわって、さかなおやじの「ドラゴン怒りの鉄拳」喰らってました(笑)。その後、夜間もずっと温室の水を掻い出す作業してましたので、ヘトヘトです。ただ、幸いな事に水槽の破損などは一切ありませんでした。 やっと、片付けも終了してコーヒータイムのさかなおやじに、妻が一言「外に置いた水槽は大丈夫なの?」。まったくいやな方です(苦笑)。あわてて裏庭にすっ飛んでいったさかなおやじの目にしたものは・・・。水位が半分くらいになっている、タライやバケツ、水槽の数々でした。 その中に収容されていたのは、主にブライン食べられない微細な稚魚達です。例えば、以前紹介したアジアンランプアイ(Oryzias javanicus)などは、室内水槽で産卵させた卵を次々と屋外のタライに移してありました。 こいつらはメダカの仲間だけあって、稚魚達は水面直下を泳ぐ習性があります。そこに震度5の大揺れが来たら・・・。大多数の稚魚達は、外に投げ出されて☆におなりになりました。他にも、ハニードワーフG・クラウンキリー・ランプアイ(マクロフタルムス種)・ロングフィンアカヒレなどなど稚魚達の被害は結構甚大です(涙) ところが、親の魚達は至って元気なものでアジアンランプアイに至っては、上の写真の如く早速産卵始めてます(笑)。うーん、これも一種の復興作業なのでしょうか?この立ち直りの速さはやはり飼い主に似てしまったのでしょうかね。少なくとも、家族はそのように申しておりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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