テーマ:熱帯魚&水草の話(1149)
カテゴリ:熱帯魚
話はカージナルなどに混じって輸入されてくる、尾ビレの付け根上側が黄色やオレンジに輝くホタルテトラと言う魚が存在するところから始まります。その後、ホタルテトラに似た外見だが体色が深紅色に染まる魚が輸入されてくるようになり、誰が名付けたか「ディープレッドホタル」となったという訳です。ネーミングは結構安直ですが、この魚のディープレッドは確かに強烈なものです・・・がぁ~(笑)、毎度の事ではありますが、撮影技術の未熟さから「ディープなレッド」が表現できておりません(涙)。いっその事、色調を調整しちゃおうかなとも考えたのですが、そうするとバックの水草とかが不自然な色になっちゃうし、という事であえてそのままアップしました。 デイープレッドホタルテトラは昨日のボララス・ブリジッタエに負けず劣らずの小型魚で、体長はせいぜい2cmどまりでしょう。以前はかなり珍しい魚だったのですが、最近ではかなり大量に輸入されてくるようになり入手は容易になってきています。繊細な外見に似ず丈夫な魚で、水中の亜硝酸濃度にだけ気を付ければ飼育は簡単です。また、フレークフードなどに対する適正は、ブリジッタエよりもあるようで、飼い易さと言う点ではこちらに軍配が上がるようです。 ところで話は大きく変わりますが、皆さんは「ファイヤーツリー」って御存知でしょうか?以前NHKで紹介されていたので御存知の方もおいでだと思いますが、東南アジアではホタルが特定の樹木に集合しまるでクリスマスツリーのように鮮やかに点滅するのです。見ようによっては、木が燃えている様に見える事からこのネーミングが付いたそうです。その鮮やかな事は、第二次大戦中に日本軍が、ファイヤーツリーを見て敵の野営キャンプと間違えて激しく砲撃を加えたと言う事例から想像できると思います。 さかなおやじも今から10年以上前に、マレーシアのクアラルンプール郊外で「ファイヤーツリー」の名所に見物に出かけました。そこでは、川の中に生えている柳のような木にホタルが集まるので、見物客はそれぞれいかだをチャーターして、川を下りながらファイヤーツリーを見物します。当然周囲は真っ暗ですから、始めのうちこそおとなしく見物していたさかなおやじでしたが、本来「好奇心の塊」のような男ですから、じっとしていられなくなりいかだの上で立ち上がって、ホタルを捕まえたりしはじめました。 いかだを漕いでいる兄ちゃんは「危ないからやめれっ!」とか言ってたのですが、ちょうどその時「耳が日曜」になってたものですから、完全無視で作業を続行しておりました。そして、一本の柳の近くを通った時に、ヒョイッと手の伸ばすと「アーラ不思議、どうした事でしょう!さかなおやじの体はいかだから離れて柳の木に飛び移っていたではありませんか!!」 川には当然流れがありますから、さかなおやじが乗っていたいかだはどんどん川下に流されていってしまいました。めでたしめでたし・・・じゃなくて、その後の惨めな事ったらありゃしない状態でした(苦笑)。手に持っていた懐中電灯を振り回して、木の傍を通るいかだにSOSを送るのですが、ど奴もこ奴も、笑い転げて助けようとはしません。と言うよりか、笑っている間に、いかだが川下に流れて言ってしまうのです。 そのままの惨めな状態で待つ事30分位で、救助のボートが来ましたが救助の兄ちゃんの一言は今でも忘れていません。「他の客が大型のホタルがいるって言ってたが、お前か?アハハ・・・」さかなおやじ痛恨の出来事でしたぁ~。でも、ファイヤーツリー自体はすごく綺麗なので、そちら方面に行かれた際はぜひとも見物する事をお奨めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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