テーマ:熱帯魚&水草の話(1149)
カテゴリ:熱帯魚
観賞魚界にデビューしてからそれほど経たないのですが、結構ポピュラーな種類になりつつあるようです。もちろん、シックな色合いがその人気に大きく寄与している事は間違いありませんが、日本人の「ブラック&ブルー好き」(笑)に依る所も大だと思います(笑)。原種以上にシブイカラーリングなので、改良品種嫌いの原種マニアからもそれなりの評価を受けているようです。 飼育方法などは、もちろんエンペラーの改良種ですからそれに準じます。ポイントは、とにかくろ過の効いた清浄な飼育水を用意することでしょうか。それにしても、一体どうやってこんな色彩の改良品種作り出したのでしょう?原種の体の中央を走るブラックバンドをどんどん太くしていったのではなさそうです。ちなみに、一番下の画像がエンペラーテトラの原種です。やはりメラニンの分布異常を上手く利用したのでしょうが、紹介された当初は「絵の具をペイントしただけだ」とか「放射線を使った改良品種だ」とか色々噂されてました。 さかなおやじも実際にブラックエンペラーをブリーディングさせた事がありますが、子供たちはちゃんと?ブラックエンペラーでしたから(笑)、少なくとも着色ではないのは確かです。ただ、その際の繁殖ですごく不思議な事がありました。繁殖させた子供の中に1個体だけレインボーテトラ(オス)がいたのです。その当時、私の温室にはレインボーテトラはいなかったんですけど・・・ブラックエンペラーのペアから何でレインボーが?? もっとも、エンペラーとレインボーはかなり近縁な種なので交雑させる事が出来ます。生まれてきた子供は両親のちょうど中間のようなカラーリングで、あまり個性がなく美しくもありませんでしたが・・・。もしかするとブラックエンペラー誕生の過程で、エンペラーとレインボーの交雑種が使われたんでしょうか?いまだに謎です。 所でブラックエンペラーってネーミングは確かにもっともなんですが、何か違和感ありません?違和感を感じた方は、さかなおやじと世代があまり違わないのでは?(笑)ブラックエンペラーといえば、我々の世代では一世を風靡?した日本最大の暴走族じゃないですか!暴走族全盛の時代に、都心のど真ん中で青春を謳歌していた私の周りには、もちろん暴走族いっぱいいましたし夜になれば爆音を響かせて街中をウロチョロしてましたね~。 私自身は、どちらかといえば大勢でいるのが苦手なタイプですので暴走族には属していませんでした。あっいやいや、もちろん健全な一高校生だったからですよ(笑)。ただ、バイクには乗っておりました。しかもKAWASAKIのZ400FXって言うバイクだったんですが、何故かこれが暴走族御用達みたいなバイクでして・・・。もっぱら通学に使っていたのですが、近所のおばさん連中からは「あらあら、あのさかなおやじちゃんも暴走族になっちゃったみたいね~♪昔は、生き物好きのおとなしい子だったのに・・・」とか噂されていたようです(苦笑)。 世間の先入観と言うやつは恐ろしいもので、別に改造も何もしていないノーマル仕様だったにもかかわらず「Z400FX=暴走族の証」みたいな図式が出来上がってました。一度などは、信号待ちしてたら警官に警棒でヘルメット殴られましたから(笑)。当時は血気盛んな高校生ですから、理不尽な攻撃に対して相手が誰であろうと我慢できるはずもありません。当然?ウルトラマンタロウに変身して悪の警官と戦ったことは言うまでもありません。結局、パトカーが何台も出動する騒ぎに発展し、翌日の地方版の新聞に小さく載ってしまう騒ぎとなりました(苦笑)。しかも、新聞の見出しは「またも暴走族、警官に暴行!」でしたからたまりません。 その時は、通行人や商店街の人達が「この兄ちゃんはただ信号待ちしてただけだよ。別に、暴走とかしてなかったしね。それをいきなり、あの警官が警棒で殴りかかったんだよっ!」と証言してくれたおかげで、無罪放免となりました。翌日、菓子折り持って警察の関係者の方が家まで謝罪に来たのが、今となっては懐かしい思い出です。ちなみに、菓子折りの中身は「お菓子のホームラン王!亀屋万年堂のナボナでした(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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