テーマ:熱帯魚&水草の話(1122)
カテゴリ:熱帯魚
ところで、チョコグラについては最近ある疑惑が生じています(笑)。一度は昨日、この話題も一緒に書いたのですが、あまりに文字数が多くなりすぎたので2回に分けることとなりました。チョコグラに関する疑惑、と言うか謎なんですが要するに産卵後卵を咥えるのはオスメスどっち?と言うものです。昨日、メスが咥えると書いていて今更なんだっ!と言う声が聞こえてきそうですが、皆さんにもわかるように説明していきましょう。 チョコグラのオスメスは成熟した個体ならば可能な事は昨日も書きました。そして、尾ヒレの上下や尻ヒレの先端がベージュに縁取られる個体がオスだとも書きました。しかし、最近になってこの色鮮やかでやや大柄な個体の方が実はメスではないかと言う話が浮上してきたのです。キッカケはチョコグラの近縁種バイランティが我が国に輸入されるようになった辺りからでしょう。このバイランティという魚は妙な事に、メスの方が断然色鮮やかな色彩をしています。そして、バイランティでは地味なオスのほうが卵を咥えるのです。 実は、マウスブブルーディングという口内保育を行うベタの仲間ではチョコグラを除くすべての種類でオスが卵を咥えて保育します。じゃあ、なんでチョコグラだけが?と言う事は以前から謎とされていました。でも、確かに我家でも数回チョコグラが卵を咥えていますが、卵を咥えたのはやはり全部メスでした。うーん、不思議だ・・・。と、そこに、バイランティという近縁種が輸入されメスのほうが断然綺麗という事がわかって、やっぱりチョコグラおかしいじゃん!(笑)となってきたわけです。 そこで、誰ともなしに言い始めたのがチョコグラって色彩鮮やかな方がメスなんじゃない?と言う仮説でした。ただ、メスの方が色彩鮮やかなだけと言う事ならば確かにバイランティだけでなく他の魚でも見られるケースです。だいたい、美しいなんて基準は人間の眼で見た基準に過ぎませんから(笑)。ただ、チョコグラの場合は色彩鮮やかな個体は尾ビレの上下端などが長く伸びたりどう考えてもオスであるべき性徴を示してるんですよ!うーん、個人的にはオスの性徴を表している以上体色鮮やかな個体がオスだと思ってますが、そうなるとなぜチョコグラだけメスが卵を咥えるのかという謎が残っちゃうし・・・ 我家での繁殖はすべて平日の日中に行われたため、私が帰宅した時にはすでに体色の地味なメスらしき個体が卵を咥えた後でした。つまり、産卵の現場は押さえてません(笑)。仮説が正しいとすれば、この地味めな個体はオスという事に・・・。うーん、どなたかこの謎にチャレンジしてみませんか?みんなでチョコグラ飼育して観察を続ければ、誰か一人ぐらいは産卵の瞬間を目撃できるでしょう。その時、卵を産むのは果たしてどちらの個体なんでしょうか?体色の鮮やかなどう見てもオスとしか見えない個体の方なんでしょうか? ・・・と言う事で、よろしければ本日もブログランキングにご協力のほどお願い申し上げます。 合言葉はぁ~!熱帯魚のブログが犬猫のブログ蹴散らしたっていいじゃん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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