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カテゴリ:優待株について
さて今日は「準主力株概況22位、As-meエステール」の後編です。
As-meエステールは、指標的には万年割安で、かつ前回の日記で見たように優待内容も良い実力派の優待バリュー株です。また昨年の11月22日には待望の 東証2部昇格 も果たしました。そして今年の2月20日には引き続いて 立会外分売 を実施する等、東証1部昇格を狙う動きを加速しており、実際に会社IRもその意欲を明言しています。ちなみに現在の株主数は「2000人を超えているが昇格に必要な2200人にはまだ届いていない。」とのことでした。(4月にIRへ確認)
そしてついに駄目押しで5月13日には 9月優待の新設 も発表し、更に5月19日には 立会外分売のおかわり(実施予定は5月28日~6月2日の間) まで出してきました。これは優待族的には、「株主数を確保して、死んでも、どうしても、東証1部に上がります。」と宣言しているのにほぼ等しいですね。(笑)
宝飾品業界と言うのはかつての 「ココ山岡」 の破綻劇に代表されるように、どうもぼったくりぎみで信用できない、価格信頼性の低い胡散臭い業界と言うイメージがある上に、低成長で華が無いと感じがちですが、AS-meエステールは平成19年にあずみを、そして平成25年にはブルームを、それぞれ株式取得によって子会社化するなど、分かりにくい形でジリジリと売上高を伸ばし、成長を続けています。つまり、「不人気業界の隠れ成長株」という側面があり、ある意味では「ピーターリンチ的な銘柄」とも言えると思います。
以上をまとめると、As-meエステールは、指標的に極めて割安で、優待内容にはオリジナリティと力があり、不人気業界で天下統一を目指す隠れ成長企業であり、更には今年の高い確率での東証1部昇格も期待でき、オマケに何故か歴戦のバリュー株投資家達にも無視され見放されている、という5拍子揃ったエクセレントな銘柄です。
ただし懸念材料としては今期業績予想が大幅減益であるということがあります。その予想を受けて現在株価は絶賛暴落中であり、既にかなり織り込んできているとは感じますが、そこは十分に割り引いて考えないといけないと思います。(会社IRによると、「今期は消費税増税による売上反動減があると見ていて、正直その影響がどの程度なのか今の段階では全く読めない。そのため今期予想はやや保守的なものとしている。」とのことでした。) 私もそれもあって現段階ではこのポジションに留めています。
ま、総合的に考えると、ここはもう少し人気があっても良いような気がしています。全国の優待族の皆様、彼女・奥様のために1000株いかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 24, 2014 01:52:31 PM
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