|
カテゴリ:株式投資全般
今の日本株の水準がファンダメンタルズから見て高いのか、安いのか、本当のところはどうなのか?というのは色々と議論のあるところですが、PERで見て15~20倍の間というのは国際的にみてもまた歴史的に見ても、「まあいいところ。程よく仕上がっている位置。」ではないかと思います。
一家に一冊あると辞書的に非常に役立つ書物である、「チャートで見る株式市場 200年の歴史(ケン・フィッシャー著、パンローリング社)」の中に、
1915年から1986年までの70年間のダウ平均PERの推移を示した印象的なチャートが載っています。
これを見るとPER20倍以上というのは明らかに割高であり、PER15~20倍というのも「どちらかと言えばやや高い」水準であることが実に良く分かります。今の日本のマーケットは歴史的観点から見てそういったところにあるということですね。
私はこの数年の良好すぎる相場環境下で意識的にグロース株をPF上位に置いていましたが、最近はやや原点回帰して、指標的に十分に割安で万年不人気かつそれなりの優待が付いている、いわゆる「コテコテの優待バリュー株」に意識的にシフトを進めています。
なんというか、多くの個人投資家の方の目線があまりにもグロース株に偏っていて、ちょっとバリュー株が新鮮というか、そろそろ見直されそうな感覚というのが自分の中にあるんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 16, 2015 03:01:37 PM
[株式投資全般] カテゴリの最新記事
|