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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト100位
トレンドフォロー大全 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社、2019年) の好評第4弾です。 第2部 トレンドフォロワーとのインタビュー を引き続き見ていきます。 今日は第18章 ラッセ・ヘジ・ペダーセン から。 ラッセ・ヘジ・ペダーセンは、デンマークの金融経済学者で、流動性リスクや資産の価格付けの研究で有名だ。ニューヨーク大学スターンビジネススクールのファイナンスおよび代替投資学の教授で、AQRキャピタル・マネジメントの社長でもある。 市場価格は完全に効率的ではなく、完全に非効率的でもないと私は考えているんです。 私はこのペダーセンの指摘は「程よい真実」を突いているなあと思いました。私たちアクティブ投資家とインデックス投資家の間には極めて根深い「宗教的対立」があり、まともな議論がほとんど成り立ちません。それは例えば、マネー雑誌で「著名アクティブ投資家×著名インデックス投資家」の対談を未だ寡聞にして見たことがないことが如実に証明しています。 多分、間に「ガラスの檻」を設置して対談させないと、すぐに「血みどろの肉弾戦の殴り合い」になってしまって危なくて仕方がないので、それで、企画やアイデアとしてはあっても現実には実現しないのだろうと思っています。(笑) でも実際には、私たちアクティブ投資家は自分の経験からもまた周りの友人の方の長期成績を見ても、その努力に「ある程度」応じたアルファ(追加的報酬)を得ている場合が多いですし、またインデックス投資家の方も「ほったらかし投資&最低限の努力」で市場平均のパフォーマンスを得られて満足されていますし、つまりは「両方ともそれなりにうまくいく」ということなんですね。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 26, 2020 01:46:00 PM
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