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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第123位は、
ラリー・ウィリアムズの短期売買法 第2版 (ラリー・R・ウィリアムズ著、パンローリング、2012年) です。 この本は、「短期投資家にとってのバイブル」として名高い1冊ですが、私の様な中長期投資家が読んでも得られるところの多い良書です。ウィリアムズが長年市場を生き抜いてきた経験から紡ぎ出される、「ハッとするような名言」が溢れかえっているんですね。 ラリー・ウィリアムズは非常に頭の切れる聡明な方で、その文章は刃物の様に鋭利でかつ極めて論理的です。ちょっと ローレンス・A・コナーズ に似ています。 さて初回である今日は、まずは、序章 あなたはもうすでに商品トレーダー を見ていきましょう。 現状からの「脱出」を図ろうとする人々が増えているのだ。他人の下で働くのも、他人の上に立つのも嫌。彼らは、他人とは関係を持たずにひとりで働きたいのだ。そして、それを可能にしてくれる唯一の仕事がトレーディングというわけである。 、、、このウィリアムズの言葉を読んで、「強く共感する人」は投資家に向いていると思います。思い出してみると、20年前の自分がまさにこんなメンタリティでした。「今は何にも持っていないけど、でも絶対に自分の力だけで成り上がってやる。」といつも思っていましたね。(遠い目) ルールその1 価値は瞬間的なもの。どういった価値でもあり得るわけであり、商品、さらには株式のトレーディングではなんでも起こりうる。 このルール1については、2020年前半に勃発した、「コロナショック」で痛感した方も多かったのではないでしょうか? 私もそうでした。(汗) またルール2についてですが、ウィリアムズも含めて過去の大投資家たちが口を揃えて同じことを何度も強調してくれています。それだけ大切な「株式投資の原則の1丁目1番地」ということですね。 続きを見ていきましょう。 市場はこう動くはずだと思っても、市場がいつそんな動きをするのかはだれにも分からない。多くの場合、市場は神と同じ。。。どういったルールを学ぶよりも、マネーマネジメントを学ぶほど重要なことはない。 ラリー・ウィリアムズの言葉には、「神なる市場への敬虔さ」が溢れかえっています。私達投資家は頻繁に間違えますが、全知全能の神である市場は決して間違えることはありません。何の制限もなく自由にどこへでも進んでいきます。市場を50年以上生き抜いてきた彼の言葉の1つ1つには「純金以上」の珠玉の価値があります。それでは次回からはいよいよ本文へと分け入って参りましょう。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 22, 2021 07:46:00 PM
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