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カテゴリ:株式投資全般
今年のここまでの投資パフォーマンスは対TOPIXで圧倒的に劣後していて自分でもあまりの酷さにちょっと笑いが込み上げてくるくらいの状況です。実際、ポートフォリオチェックをしながら独りで声を出して笑っていました。本当に心の底から愉快だったからです。
それが何故かというと、この2か月間株式投資に対する熱量や情熱が衰えたとか、マーケットタイミングを計って現金化比率を上げたとか、そういう「あぁ、それはやったらあかんやつやね。」は一切なく、いつも通り全身全霊を賭けた全力投球&持っている総資産の99%をダイレクトにマーケットに注ぎ込んで戦うという基本姿勢に全く変わりはなかったからです。 つまり、私は自らが持つ能力は全部出しきって市場に挑み、それでもなおこの成績だったということです。「力を出し切ったという感覚はしっかりとあり、その上でのこの結果なので、実に清々しい気持ちがしてそれで笑えてきた。」のです。 また同時に、「あぁ、これが今の自分の能力値の限界なんだな。最悪のパフォーマンスを通してその境界と足りないところがはっきりと見えた。黒と白の境目が確認できた。20年以上もこの世界にいるのに未だ足りない所が沢山あることに気付けた。」ことに喜びを感じて笑みがこぼれたのです。 今年の相場ではっきりと分かった自分の欠点はシクリカルバリュー銘柄とモーモー(more momentum)銘柄 をポートフォリオに適切に組み込んで戦うことがとても苦手であるということでした。ただこれは以前からのものではあり、今年の2か月の相場環境によってその弱点が増幅されて焙り出てしまった、という感じです。「こういう相場だとこんな地獄みたいな投資成績がほんとに出るんだ。」としょんぼりしながら目の前の現実を見つめています。 さてそれでは次に私に残された10月でどうするか? なのですが、自分としてはシクリカルやモーモーを手掛ける、欠点を矯正するやり方ではなく、元々の得意分野に更に特化し高めていく、長所を伸ばす「ワクワク大作戦」を取ることにしました。 具体的には、優待、バリュー、クオリティ、小型などのこれまでも良好なパフォーマンスを出してきた、お金を稼げて来たファクターを数多く備えた銘柄に限りなく特化する形で、ポートフォリオを再編成しました。 一例を挙げると、2輪車部品・用品の企画、卸売りを手がける 7228デイトナ なんかを大きく買い増しして主力化しました。ここが持っている長所は時価総額が小さい小型株、低PER、好財務、高総合利回りあたりですが、加点方式で採点していって「主力でいけるな。」と判断したという事です。それ以外にもポートフォリオTOP10にフレッシュな優待バリュー株を大量に新しく迎え入れました。 今年の相場は2極化しており、指標的に非常に割安でかつ成長力を兼ね備えたバリュー&クオリティ銘柄であっても、株主への還元姿勢が乏しい、時価総額が小さい中小型株、東証スタンダートや地方市場に所属しているなどの特徴を持つ銘柄群は、上がっていないどころか逆に換金のために叩き売られているところがたくさんあります。 自分は欠点だらけ全身傷だらけの穴ぼこぼっこぼこ投資家であり、市場のはぐれ野良犬でチャレンジャーであるという現実をしっかりと受け止めて、これからも毎日戦っていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 2, 2024 02:52:16 PM
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