モノスキー日記

業績アップ研修６ヶ月特訓が終盤に差し掛かった。
私が所属するＣ社　スマイルカンパニー社の業績が芳しくない。

特に売り上げが未達成状態である。

業績アップ研修ではバーチャル会社が８社ある。
我がＣ社　スマイルカンパニーは、なんと・・・
売り上げ部門、第８位　ビリである。

全員全項目１００％達成を目指しているわれわれが、
目標に対して、９６％で最下位だなんて・・・

非常事態を宣言することにした。

以下は、私がＣ社　社員に宛てたメールである。


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Ｃ社　スマイルカンパニーの皆様



おはようございます。

連休も後半になりました。

楽しんでおられますか？



今日は週報の集計日、明日の報告をよろしくお願いします。



さて、先のＡＬＬのメーリングリスト、ごらん戴いたと想います。



Ｃ社　スマイルカンパニーの売り上げは、８社中なんと

最下位！！

でした。



われわれの目標は８社中の順位ではありません。

だから、ビリであっても目標さえきっちり達成できていれば、

なにも恐れるに足りません。



目標は全員全項目達成です。

誰一人欠けることなく各自の目標を１００％達成していただくこと

このことこそが社の目標であります。



しかし各自の目標は、多くの人が未達であります。

しかも、達成できるだけの意気込みがあるとはいえない状態です。

ビリという結果は、各自の目標達成意欲の結果です。



よってここに、非常事態を宣言いたします。

このあと、目標達成に向け最大限の行動が取れるように

仕組みを作ります。



社員の皆様におかれましては、万難を排してご協力ください。

皆様の成長、能力向上の最大のチャンスなのです。



非常事態である以上、場合によっては

即効性を考えて手を打つ場合もあります。



しかし、皆様忘れないで戴きたい。

コテ先の手法を学ぶのではなく、一生通用するような

あなたの業績アップの能力を磨く

ことが目的です。



売り上げひとつを取ってみたとき、目の前にある一時の売り上げ

を追い求めるのではないのです。

売り上げを上げ続けることができる能力を身につけるのです。



まだ熟していない果実を、急ぐからと取ってはいけないのです。

太陽の光を注ぎつづけ愛情を注いで、育てることです。

そうすれば、果実のほうから「もういいですよ、お食べ下さい」

という状態になります。そうでなくてはいけないのです。



売り上げアップは５マメの実践です。

５マメとは、口まめ、筆まめ、足まめ、出まめ、世話まめのことです。



私はこの非常時代にあたり、５つ全部は出来ないとして、たった一つ

筆まめのみに特化して行動することを社長命令として指示します。



もちろん、バーチャル会社の社長命令ですから、聞く聞かないは

皆様の自由です。命令と言う言葉が不適切なら、「強くお勧めする」

と捉えていただいて結構です。



筆まめを最優先にするため、他の４マメを犠牲にしてください。

それで結構です。

人間はいろいろなことを全てやるなんてできないものです。



具体例を挙げます。



口まめは、電話です。

お世話になったとき、ありがたい気持ちを

すぐに伝えるために、帰社したらすぐお礼の電話をする。

これが、口まめです。



他の４マメより筆まめを優先してくださいというのは、

電話をしようと思ったら、なるべく電話をしないでハガキを

書いてくださいという意味です。

電話をしたい気持ちを筆に託すのです。

もちろんＴＰＯは大事です。電話をしてはいけないと言っている

わけではありません。





足まめは訪問です。

ともかくお客様のところへ出向かなければ、売り上げを稼ぐ

ことはできません。



しかし、今は緊急事態です。



１軒のお客様を訪問するのにかかる時間は移動時間＋訪問時間で

およそ１時間でしょう。

一日１０時間働くとしても、訪問できる時間はせいぜい５時間

訪問軒数は５軒がいいところです。



ならば、５時間を３時間に留めて、のこり２時間を

ご機嫌伺いのハガキに費やしてください。



２時間あればどんなに不慣れでも５枚以上のハガキは書けます。

１枚のハガキは１回の訪問よりも大きな成果があります。

ご機嫌伺いでいいのです。季節の挨拶のみでいいのです。



足まめより、筆まめを優先してください。

もちろん、これもＴＰＯが大事です。

本当に訪問すべき事案なのに、行かなかったら・・・・・

皆様の常識を信じて申し上げます。

足まめより筆まめを優先してください。





ハガキで大事な事は、複写ハガキにすることです。

複写ハガキは、記録が残ります。

記録が残ることに大きな意味があります。

ただのハガキの何倍も重大な意味が隠されています。



くどくど申しません。今は緊急事態です。

そんな意味などやっていればすぐに分かることです。

４講で発表された辻さんの事例を見てください。

辻さんの売り上げは偶然でもラッキーでもなく必然なのです。





さて、このメールはこのあたりします。

この後いろいろな指示をしますので、しっかりメールを

見て、緊急事態に対応してください。



みなさまの大いなる成長を夢見つつ、笑顔でこの緊急事態を

乗り越えたいと想います。

イントラネッツはこちらから
　http://smilecompany.intranets.co.jp/

　　　　　　　　　　　　　　　　　２００６年５月５日
　　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ社　スマイルカンパニー
　　　　　　　　　　　　　　　　　社長　○○○○○　拝

☆━━━………‥‥Ｃ社　スマイルカンパニー‥‥………━━━☆
理念
　笑顔と愛情でコミュニケーションを育み　共に育つ
目的
　全員、全項目、目標達成
　顧客創造と顧客満足に全力で尽くす
方針
　１００％出社　　時間と約束を守る　前半主義
　ドラマティックコミュニケーション　一人で悩まない

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