九州出身者がつくる九州情報館。

JR九州唯一のSL観光列車である『SL人吉』（熊本～鳥栖間）は、
客車をけん引してきた58654号機が老朽化にともない、
来年3月で引退することが決まっています。

そして最後のシーズンとなった今年度の『SL人吉』の運行は今日から開始されました。
始発駅である熊本駅には家族連れや鉄道ファンが詰めかける中で出発式が行われ、
大きな汽笛を鳴らして鳥栖駅へ向けて出発していきました。

今年度の『SL人吉』は6月までは土日祝日を中心に運航される予定ですが、
GW期間中はすでに満席だそうです。
7月以降のスケジュールは今後発表される予定ですが、
おそらく夏休み期間中はほぼ毎日運転されるのではないかと思います。

機関車本体の老朽化だけでなく、メンテナンスをする要員の確保が難しいこともあり、
残り1年で動くSLが九州からなくなるのは寂しいですね。
全国的にも動態保存されているSLに限りがあるので仕方ないことかもしれません。

SLを生で見たことがない子供たちが最後の思い出を作れるといいですね。
それでは、今日はここまで。