カテゴリ:日本でのつれづれ
まだ指紋が復活しない右手親指。
つるつるで、まだとがったものが当たると痛い。 あれは、ゴールデンウィーク最後の日の夕方、新鮮な新玉ねぎ買ってきた私は、 温泉旅館の朝食で出てきた薄~くスライスした新玉ねぎのサラダを作ろうと思い、 買ったまま一度も使っていなかったスライサーを使ってみることにした。 なんだかよく使い方がわからないまま、とりあえずやってみようと軽い気持ちで 「えいっ!」と半分に切った玉ねぎをスライサー上ですべらせたのである。 次の瞬間、ありえない痛みとどばーっと血が!! そこには、玉ねぎの厚めにスライスされたものと一緒に私の指の一部だったものが!! 痛みに声も出ないし、ティッシュで押さえても血がどんどん出てくる。 私の横で、カルボナーラ用にパルメザンチーズをおろしてもらっていた旦那は それを見て青ざめ「ひよ~~~」と引きまくっていた。 リビングでうめきながら血を止めようと必死の私だったが、 次の瞬間、キッチンで旦那のなんともいえない叫び声が! なんと、あり得ないことに、何を考えたのか旦那も右手親指をスライスしていた。 普段慎重な旦那なのに、魔が差したのか「自分もやってみよう!」と思ったらしい。 私の傷よりはまだましだったが、同様に血が止まらない。 結局、急ぎ、薬局で「傷パワーパッド」を買ってきて、血がある程度止まってから貼り、 2~3日ごとに交換して、濡らさないように炊事などの際はゴム手袋をし、 お風呂に入る時は、指サックして水が入らないようにテープでぐるぐる巻きにした。 さすが、傷パワーパッドのおかげで順調に治癒していき、2週間後には普通の絆創膏へ 貼り替えた。防水対策は更に一週間行った。 この怪我のせいでしばらくピアノも弾けずレッスンもお休み、 かといって練習しないとなまりそうで左手のみ練習した。 普通の絆創膏に貼り替えてからは、親指をかばいながら、痛みを我慢して練習した。 鍵盤に絆創膏の粘着剤が付くのが実に困った。 でも、怪我のおかげで良いこともあった。 痛い箇所を避けて弾いていたせいで、親指の打鍵のポジションが良くなったと先生から言われたのである。 正に”怪我の功名”ってやつ。 あれ以来、スライサーはまた箱に逆戻りになった。 次に使う時は、”長いもの”だけスライスしてみようと思う。 しかし、やはりしばらくは怖くて触りたくない。 結論としては、そのスライサーは料理教室の先生がお薦めだけのことはあって、 「ものすごくよく切れるスライサー」を身を以て検証したことになった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.25 01:24:41
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