カテゴリ:観劇&コンサート
今日は、”芸文”の小ホールで開催された後藤正孝さんのピアノリサイタルに行った。
後藤さんは、2011年のフランツ・リスト国際ピアノコンクールで一位に輝いた 若手ピアニストだ。 ルックスは小柄な地味系な男性だった。 しかし、その控え目な見た目(失礼!)とは裏腹に、パワーがすごい。 前半はベートーベンのソナタ8番「悲愴」とソナタ28番だった。 後半は、得意のリストで以下の通りだった。 リゴレット(演奏会用パラフレーズ) シューベルト:リスト編曲 「水の上で歌う」、「魔王」、「アヴェ・マリア」 ベッリーニ:リスト編曲 「ヘクメサロン」 前半も良かったが、やはり後半のリストは素晴らしかった。 技巧的にも体力的にもものすごくきついプログラムだと思うが、 後藤さんのパワーはどんどん増して行って、「ヘクメサロン」では完全に圧倒された。 いろんなリストを聴いたけど、こんなに力強く男前なリストは初めてだと思った。 しかも、アンコールでは、誰でも知っているリストの定番曲である 「愛の夢」、「ラ・カンパネラ」でもうお腹いっぱいだ!! 後藤さんの「愛の夢」は甘いだけでなく力強い愛を歌っていた。 それに、最後の「ラ・カンパネラ」もそのパワーが更に増し炎のようだった。 ”はなきん”の夜のコンサートのせいか、お客さんは思ったより少なかった。 たいした実力もないのに、ルックスが良いとか商売上手とかでお客を呼べる演奏家も いる一方で、控え目でメディアへの露出の少ないけど実はこんな素晴らしいという ピアニストはもっと世に知られるべきだと思う。 また是非機会があれば後藤さんの演奏を聴きたい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.11 01:19:53
[観劇&コンサート] カテゴリの最新記事
|
|