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2015.06.27
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カテゴリ:読んだ本
元朝日新聞記者で、例の慰安婦問題の記事を書いた植村氏が
わざわざ遠くNYで
慰安婦問題記事を捏造記事と決めつける日本の歴史修正主義者たちとの戦いに負けない!

…とかなんとかトンデモ主張の講演会を行った、という記事を目にしたのは
先月ちょうど電車での移動中でした。

思わず深~い溜息が出たもんです。

(参照記事→http://www.sankei.com/world/news/150505/wor1505050039-n1.html)

「そりゃ新聞が事実をねじまげて自分の導きたい方向に読者を誘導するような記事書いちゃいかんでしょ。捏造って言われるの当然でしょ」と考える私も
この人から言わせれば「歴史修正主義者」になってしまう訳ですね。

日本人でありながらこういう事やっちゃう人って一体なんなんだろう。
事実をねじ曲げてまで日本ディスカウントすることの何が楽しいんだろう。
さっぱりわからない。

新聞記者として誤った記事を書いて誤解を広めた事に対する責任とか
罪悪感とかいうものを全く感じないんだろうか?

朝日新聞の記者を長くやってると
いろいろこじらせてこうなってしまうのか?

それとも朝日新聞はもともとこういう人種の集合体なのか?


今現在、朝日新聞の記者やってる人は、
この元記者の現在の行動についてどう思っているんだろう?
「もうあれは間違いだって認めたんだから、これ以上蒸し返すのやめてくれ…」と
苦々しく思ってるのか、
それとも
「植村さん負けるな!かっこいいー!!俺たちも全力で応援するぜ!」
って思ってるのか。

(いかん…書いてて鳥肌立ったわ)


そのへんが非常に知りたくて
朝日新聞記者有志による「朝日新聞」という本を読んでみました。
(前置き長くてごめんね)


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結論から言うと、慰安婦問題の記事を撤回するまでの経緯については
非常にさらっと短く書かれている上に、
その事や植村氏について記者有志の方がどう思っていたか、とか
肝心な事がイマイチ伝わってこない内容です。
(そこが知りたくて大概の人は帯を見てこの本を手にとったと思うんだけどな…)

当時の慰安婦関連の記事を撤回する時に
謝罪を入れるか入れないかで最後までもめていた、とか
撤回記事掲載後の朝日バッシングを避けるため、
紙面に掲載する日は敵(週刊誌とか)の攻撃を最大限かわせる日程を選んだとかいう部分は
朝日らしいなと思いました。

この本では慰安婦問題の発端となった吉田証言記載の経緯に関しては
あまり触れられていませんが
慰安婦問題と同時に朝日を揺るがした
福島原発の吉田調書の捏造スクープについては
記事がどういうグループによって作られていくのか
その経緯がかなり詳細に書かれています。

(吉田調書捏造の方はまだ最近のニュースなので
現場を見聞きした人が多く、詳しく書けるんでしょうね、多分)

吉田調書は当初非公開だったものを朝日だけが独自ルートで入手。
(この独自ルートもおそらくこのへんではないかという推論が書かれている)

福島原発事故の時に危険を覚悟で最後まで現場で作業した人々を
「現場で最後まで頑張っていたのではなく、所長命令に反してさっさと逃げ出していたのが真実」と結論づけた捏造スクープ記事を出し、これが国内外で大バッシングを巻き起こしました。

しかし、その後いろいろあって最終的に公開された吉田調書の全文を読んでみると、
所長命令に反して作業員が皆逃げ出したなんていう記述はどこにもなかったわけです。

つまり「命令に反して逃げ出した」というスクープ記事は
朝日の記者が調書の一部分だけをそう読み取れるよう意図的に抜き取って
勝手な解釈で仕上げたデタラメ記事だったことが判明しちゃうんですが…

なぜかこのスクープ記事を出したグループは、
「吉田調書を公開しろ」と国を批判してもいるんですよね。

非公開のもので、自分の手元にしかないものだから
どんな捏造記事を好き勝手に書いても誰にも検証できず安全な訳です。
(書いてて腹立つけど、朝日ならさもありなん)

公開なんてしちゃったら、その場で自分達の嘘八百の捏造がバレちゃうのに
なんで政府に公開を迫るのか??

筆者もその点がどうしても理解できなかったようです。
公開したら嘘がすぐバレるのに、なぜ?

その結論がまた衝撃的でした。

このスクープ記事を書いた記者達には
自分が悪意をもって記事を捏造したという意識は
さらさらなかったのです。


  。 。
 / / ポーン!
( Д )


なんですかそれは…

まるでどこぞの反日国家の新聞記事と同じじゃないですか…恐~

息をするようにウソ記事書くんですね。
罪悪感0なんですね…
そりゃ謝れないですよねwwww

そんなん偏った思想をもって捏造記事書きましたっていうより
よっぽどたち悪いわ。


あとはあの社長の記者会見に至るまでのゴタゴタとか
記者会見後の社内のゴタゴタとか
リークされまくりのグダグダな社内の様子とかが描かれています。

批判の矛先をそらす目先の事ばかりに腐心して
肝心の謝罪を疎かにした結果、
週刊誌のバッシングどころか世論の大炎上を食らい
慌てて右往左往する上層部の様子とかはなかなかおもしろかったかな。

朝日記者有志による本、との事なので、
何人かの記者の方がいくつかの章を書かれているようですが
吉田調書に関するこの章が一番面白く、読み応えがありました。



最後の章は、朝日の社風や
朝日新聞という会社の財政状況やらがざっくりまとめてありますが
正直…いや、かなりイマイチで読んでてモヤモヤします。

今回の朝日の一連のゴタゴタを
「朝日の社風」のせい、俺たち記者のせいじゃない…って事にして
キレイにまとめたい意図が透けて見えますが

「それぐらいの社風、大なり小なりどこの会社にでもあるっちゅーねん。アホか。
社風のせいにすんな」

と思わず一喝したくなるほど
しょーもない責任転嫁な内容でした。

そりゃ風通しがよく、実力主義で派閥がなく
みんな平等に出世のチャンスが巡ってくるバラ色の会社ってのも
どこかにあるかもしれないとは思うけどさ…(苦笑)

この最後の章を書いた人は
朝日新聞以外の会社を知らんのかな?

ここで筆者がくどくど並べ立てている朝日新聞社の社風への批判は、
まあ普通に他の会社でもあるある物件なため
それが今回のような事件を引き起こした原因みたいに懸命に主張されても、
えー???としか思えず、さっぱり共感できないのでした。





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最終更新日  2015.06.28 02:58:46
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