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妻夫木聡「日本映画の底力見せた」…「黄金を抱いて翔べ」舞台あいさつ
ベストセラー作家・高村薫のデビュー作を映画化した「黄金を抱いて翔べ」の公開初日舞台あいさつが3日、東京・有楽町で行われ、主演の妻夫木聡をはじめ、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行らキャスト陣と、井筒和幸監督が登場した。
作品は、6人の男たちが企てた金塊強奪計画を描く。日本推理サスペンス大賞受賞作だ。
上映後に、妻夫木ら7人が現れると、満席の会場からは割れんばかりの歓声と拍手が湧き起こった。
妻夫木が「初日にこんなに集まってくれてうれしく思います。見終わった後ということで、いかがでしたか」と客席に呼びかけると、客席からは大きな拍手が起こった。
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(c)2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
作品で、一番こだわったポイントを尋ねられた井筒監督は、「こだわりは全部。久しぶりにスター映画ですから。みんな孤高の役ですから、お酒を飲まないで頑張ったんですよ」と胸を張ったが、浅野は「いや飲まないではなく、僕は飲めないんです」とつぶやき、妻夫木は「僕は少し飲みました」と打ち明け、西田は「ずいぶん飲みました」と語って笑わせた。
それでも妻夫木は「撮影しているときから、手応えを感じていて、命を込めた映画です。日本映画の底力を見せられたと思います」と作品への自信をのぞかせていた。
最後には写真撮影が行われ、現在の相場で約460万円にもなる1キロの金地金をそれぞれが持ち、文字通り、黄金を抱いて撮影に臨んだ。
(2012年11月5日 読売新聞)