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テーマ:介護・看護・喪失(5172)
カテゴリ:社会に対する不平不満
一方で、最近の若い人って本当にまじめでしっかりしてると思う。 アラフォーの率直な感想です。 「ボケ老人」のほうが「認知症の高齢者」よりもわかりやすいので、あえてそう書くとします。 (`・ω・´) 昨年10月に新聞で、「ご老人を近所の人たちが見守っていた→ご老人はボケがひどくなって近所の人に暴力をふるった→ご近所お手上げ」という事例が紹介されておりました。 お気の毒です、ご近所様。 で、その新聞記事の続きに何が書いてあったのかといいますと。 「これからもっとボケ老人が増えるんだから、近所の人がもっと見守っていくべきでしょ!」 とな。 Σ(´Д`) …いやあ、無理だろ。 近所のボケ老人を「アナタのご近所なんだからアナタが<<無償>>ボランティアで見守ればいいでしょ」と言われて、できますか?って話です。 念願のマイホームを買ったら、隣におばあさんが住んでいたよ。 おばあさん、すっかりボケていてね、うちのチャイムをピンポンピンポン鳴らすんだ。 テレビのリモコン持ってきて「この電話がかからない」とクレームをつけてくるんだ。 ある日おばあさんが家の中で怪我したらしく、救急車で運ばれていったよ。 そしたらね、しばらくして民生委員みたいな人が来て、僕に「隣に住んでるんだからおばあさんの面倒を見ろ」って迫ってきたんだよ。 冗談じゃない。 自分の親族ですらないんですよ。 たまたま隣近所に住んでるってだけで、なんでよその老人の面倒見なきゃいけないんだ。 薄情かい? いいや、これが標準的な意見だと思うぞ。 ちなみに、子育てにおいては「ファミリーサポート」という制度があります。 子育て世帯の中ではとても有名なのですが、一般市民から「協力者」を募って、「有料で」子どもの世話をするというものなんですね。 ファミリーサポート事業は、いわば有償ボランティアです。 だったら、介護保険を使っていない老人は、似たような有償ボランティアで対応して欲しいんですけど。 (介護保険の世話になったからといって、近所に迷惑をかけないというわけじゃないんですけどね) といったところで。 老人の世話に名乗り出る「協力者」は、はたしているでしょうか? 子どもの世話を買って出る「協力者」は、実際にファミリーサポートとして存在するわけですが。 ファミリーサポート以外にも、子どものために活動してくれている人は、けっこういます。 小学校の通学路に立っているシルバー見守り隊などがいい例です。 子どもを見守るシルバー見守り隊はよく見かけますけど、はたして老人サポートはいかに? シルバー見守り隊の面々の中にでも、ボケ老人の世話焼いてくれる人、いますかね? いいや、いるかいないかじゃない。作るんだ。作ってもらわんと、困るんだよ。 自分の親がボケたときに、そういう制度があったら、金出すよ。 (要支援/要介護認定をGETしただけでは到底足りるとも思えないし) 別居している親の安否なんて、人の手を借りないと把握できないもんね。 こっちは仕事も育児もありますし。 なので、流行るといいな、老人向け有償ボランティア。 ただし、 「有償でもそんなボランティアは、引き受けたくありませんね!」 という私のような人間が多いのも事実です。 そういう人間すらもが 「有償なら年寄り相手のボランティアをやってみてもいいかな」 と思うような社会の流れにならないと、成立しないでしょうね。 自分の親がボケるのは非常に近い未来のことですが、そんなにすぐ体制が整うこたぁないでしょうね。 期待しない、期待しない。 ↓高齢出産だと親がボケるのも近い未来だよねボタン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.17 19:54:50
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