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私が片田舎都市の人間なので、この話ももちろん片田舎都市についてのことです。 ワーキングマザーとして話題に事欠かない「時短勤務」ですが、時短勤務にせざるを得ない最大の要因といえば「保育所のお時間」です。 で、保育所というのは、多くが「居住している市町村」の中で選ばれます。 居住している市町村の中で、家から近い、駅から近い、通勤途中、あとときどき希望の保育所に入れなくて突拍子もない位置関係という場所。 なので、保育所に子どもを預けて働くという話題になると、 家が遠い人 = 保育所の時間で苦労する人 ということで 時短勤務を避けられない と思っておりました。 家が遠い人を見ると、「うわー、大変だなー」と。 駄菓子菓子。 「甘い! 好き好んで会社の遠くに住んでる人間を庇護する必要はない!」 という意見をもらって、通勤手当廃止論に軽く目を通してみると、「庇護する必要はない」という考え方も一理あるのかなー、という気もしはじめました。 ガチ都会と片田舎都市では、だいぶ条件が違いますが。 そこで改めて周囲を見回してみますと… 育児家庭に限った話じゃなく、単身でも子どもなしでもそうなんですが、本当に必要があって会社の遠くに住んでいる人がどのくらいいるのかというと、実はそんなにいませんでした。 (´・ω・`) 真っ先に考えられるのが、 「夫の勤務先の利便性を優先したら、自分の会社から遠くなってしまう」 なんですけど、指折り数えてみても、そういう意味で泣く泣く遠くに住んでいる人というのが周囲では少ないのですよ…。 ↑ 少ないけれど、この人たちのことは必ず配慮すべきじゃろうというのが私の意見ですが。 (だって、強い男だったら、弱い女のために住所を決めるべきじゃんね!!) 片田舎からガチ都会に話を移せば 「会社が都会すぎて、近くに住めない」 ってのも考えられますが、そこは冒頭に述べたように私が片田舎都市に在住・在勤している人間なので、そんなに言うほど都会務めの人ばっかではありませんね…。 (しかも都会勤めの友人連中は、通勤経路を考えてうまいところに住んでる知能派が目立つ) うむー。 では、親介護? いや、親介護どころか親にパラサイトで親が困っている例なら多数。 ……腐ってんな日本。 パラサイトはさておき。 あらためて考えてみると、会社の遠くに住むというのはいろいろ厄介なことが多そうです。 自分も大変だし、 会社も交通費を出さなきゃいけないし(支給する会社の場合)、 これで「子どもの保育所」なんて言い出した日にゃ、 時短勤務するか親に迷惑かけるかしなきゃならないし。 そう。 周囲の人にしてみれば、影響があるわけで。 職場の同僚だったり、サポートを頼んでいるなら家族だったりさ。 「夫の勤務先の利便性を優先したら、自分の会社から遠くなってしまって泣く泣く時短」 という人まで糾弾するのはどうかと思いますが、一方で、 「こっちは好き好んで会社の遠くに住んでる奴のせいで迷惑しているんだ!」 という人の声もきちんと聞かないといけないのかもしれません。 こじれると資生堂ショックとか親・義理親紛争になっちゃうから。 職場の託児所が普及すればいいって? いやいや、そんなに簡単に事業所内保育所ってできませんよ。 事業所内保育所の普及スピードより、子どもが育っちゃう方が先。 それに、そんな悠長かつ他力本願なこといってたら、大勢の職場の同僚やサポートを頼んでいるなら家族がブチ切れちゃいますって。 ↓こじれるとよくないべボタン にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.28 08:59:48
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