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あんどうりす の りす便り

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2009年05月14日
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子どもの日に、本を読みました。
図書館で、リクエストしたのですが、
一番に借りた(買ってくれたのかな!?)のでした。

子どもたちに「未来の学力」を
フィンランドの学力感に学べ 
都留文科大学教授 福田誠治
東海教育研究所 刊




学者の先生の本で、しかもいろいろな講演をあつめたものなので、
ちょっと専門的だったり、同義反復もあるのですが、

とってもとっても参考になりました。

フィンランドの教科書って素敵だなあ。。
1年生の理科は身近にあるものの図鑑なのです。
おもしろそう。。

またまた理科の教科書で、自転車からパンクの修理のしかた、
そこからリサイクルの話、そして自転車の3角形の構造上の安定性から
建築物で、確認する。。自転車のブレーキから摩擦を
ペダルからてこの原理を考えさせてくれるんだそうです。

これなら私にもわかったよ~。

飼い主と会話してても宇宙言語にしか聞こえない物理用語。
でも、生活にこんなふうに密着させてくれたら
もっと違った人生もあったかもとすら思えてきます。

パンクをひとりで修理できるようになったのも、大人になって、
自転車で旅をするようになってからでした。
そんなこともできずに大学を卒業していたのだと
思うと、学力の偏りがあったよなあとしみじみ思ってしまいます。

前にも紹介した、息子がお気に入りの
どらえもんのマンガシリーズの理科実験Q&A

確かに面白いのですが、でも、
疑問をもって、実験してみようという前に必ず、
大事な事だからって、まず顕微鏡の持ち方から始めよう。。
ってなっちゃって。。

どらえもんがのびたくんに説教して、物事には順序があるんだというのだけど、
私ものびたくんと一緒に、えーやだー。はやく実験したい。。
と、思ってしまえるのよね~。

どらえもんを読むと、そういえば学校の理科の教科書って
こーゆーかんじだったなあ。
実験が唐突で、妙にきまりが多くて、興味がもてなかったのでした。

過酸化水素水やら二酸化マンガンとか、言葉を覚えている割には、
酸素ができたというわくわく感がまったく持てなかったのは
なんでなのか、この本を読んでよくわかる気がしました。

この言葉だけ、覚えているというのが、またくせ者で、

著者のこんな文章にしびれちゃいました

長文引用ですが、しびれちゃったので、お許しを。
12ページより引用

日本人の多くは、現在、これから必要とされる学力に気づいていません。
日本では、「勉強をすればテストの点が上がる」という思い込みがあります。
確かに勉強すればテストの点数は上がります。
なぜなら、日本のテストはそれまでに覚えた事を問うからです。
つまり日本式のテストは、答えが前もってわかっているといういかさまに近い。

そもそも解き方がわからないから「問題」になるのです。
ところが日本では、授業で教えた事を「問題」としてテストしている。
誰がやっても答えは同じ。
答えが一つだけででてくるものを「問題」と呼んでいること自体、おかしいのです。
つまり、「学力とか何か?」といういちばん大事なことを日本人は考えず、おろそかにしたままなのです。

日本人の学力感は「何を学んだか」を最重要視しますが、EUは学力感を「これから何ができるかにシフトしたのです」


引用おわり

そうそう。わたしも、ここに不安があるのです。
生きるのに必要なこと、本当に大切な学力が
学校で身についてないんじゃないかなと。。

どんな学力が、それでは必要かというと、

「この世の中、同じ考えの人間ばかりで構成されているはずがないのだから、違う人間とコミュニケーションをとり、相手の考え方を理解し、自分の考えを説明しもっとよいものを作り出していく力」

同質性を前提に競争の学力を組むか ではなく、異質性を前提に協力の学力を組み立てられるか、

モデルとするフィンランドは、国土も狭く人口も少ないので、最も重要な財産は国民ひとりひとりなのだそうです。「日本は人口が多いから、ダメなやつは切り捨て、代替すればよい別な人間をあてればよいとなってしまう」のだとか。

テストもなくて、競争もなくて、どうやって教育が世界一といわれるようになったか。
いま、国際的に求められている学力は何か、引用していたら本を全部引用するようなので、
詳しくはまたの機会に~(もうお迎えの準備をしなくっちゃ!)

すっごく中途半端ですが。。

最後にOECDの学力到達度調査での事務総長からの日本へのメッセージ引用

11ページ
日本の生徒はさまざまな学習分野にわたりすばらしい科学知識をつけているが、初めて出会う状況で、知っている事から類推して知識を応用する必要がある場合や、問題と取り組む前に科学的問題を特定して組み立てる場合には成績が下がる。生徒が単に科学的知識を記憶し、その知識とスキルを際限することだけを学習しているのだとすれば、多くの国からすでに消えつつあるある種類の仕事に適した人材育成を主に行っているというリスクを冒している事になる。

引用おわり

みなと一緒に考えたい問題だと思っています





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Last updated  2009年05月14日 15時18分14秒
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