突然の解雇・倒産通告のニュース
会社から突如解雇の通告を受けたり、破産手続きにはいったなどというニュースが相次いでいる。正社員でも場合によればそうなってしまうという事だ。資金繰りの悪化がその引きがねとなる場合が多いけれども、中には会社の存在価値自体に疑問を感じるものもある。 滞納家賃保証などを行うリプラスが破産 賃貸住宅の滞納家賃保証サービス事業などを行うリプラスは9月24日、東京地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行った。負債総額は325億7,057万992円。 同社は、02年9月の設立。賃貸住宅に関する滞納家賃の保証サービス事業のほか、不動産私募ファンドのアセットマネジメント事業(不動産私募ファンド事業)、REIT事業(不動産投資法人の運用事業)を中核に据え、事業を行っていた。 私にはこういう会社の存在価値が分からない。家賃が滞納したら代わりに払うから保険料を出せ、と金を集めてもっと割の良い投資をして利鞘を稼ぐという商売なのか。入る金がなくなるか、利ざやが稼げなくなれば当然立ち行かなくなる。こんな商売はただの寄生虫ではないか?女房が酒の小売りをしている。近所にディスカウントがあるのでそこに行けばうんと安く買える。それでも買いに来てくれる人がいる。向かいの運送屋で宿直や日直をしているおじさん。ディスカウントでは1本を売ってくれないんだそうだ。150円で日本酒のパックを買ってくれる。もちろん仕入れよりも高く売っているが、現金決済だから問題はない。村に葬式が出来れば、村の自治会で事に当たるので、つけの効かないディスカウントは利用できない。香典が集まってお金が出来てから払います、と言うのにも対応するからまあその人の役には立っているつもりだ。もちろん、そう頻繁に葬式などないが。一儲けしてやろう、とたくらんで始めた商売が今行き詰まっているのではないだろうか。それにしても、業績不振で新卒の内定を取り消している企業にはあきれる。そこまでせっぱ詰まる経営状況なのだろうか。給料なんて幹部の何分の一かのはずだ。それで未来を捨てる事になるとは考えないのだろうか。企業は人、とこないだまで言ってたはずなのに。