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りゅうちゃんミストラル

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2004.11.29
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カテゴリ:音楽
昨日(11月28日)の「N響アワー」はゲストに宇宙飛行士の毛利衛を迎えて、
美しい南極の日食やスペースシャトルからの美しい宇宙の映像
(毛利さん自身が撮影したハイビジョン映像!)と、N響によるクラシック音楽の競演になった。

司会の池辺晋一郎は「宇宙とバッハ」について「似合い」を語っていたが、
考えてみれば、バッハの音楽は「人工的なもの」だし、宇宙は自然そのものだ。
まったく違った性質のものが、ひとつになって人を感動させるのは、
クラシック音楽と宇宙があまりにかけ離れているものだからではないか?私はそう考えた。

そこに存在するだけで芸術になってしまう宇宙と、ちっぽけな人間が短い生涯で努力して奏でる音楽。
この対比はとても面白い。

番組で紹介したのはバッハのアリアは有名な「G線上のアリア」で、
私はこの曲を聴くと、映画「転校生」(大林宣彦監督、1982年公開)を思い出す。
どうしても尾道の美しい風景(夕暮れが絶品!)と小林聡美が頭から離れない。
この映画にあまりに感動して、私は尾道に行ってしまったくらいだ。
瀬戸内海に面した尾道は山と海が近くて、映画にも出てきた国道2号線が海沿いを走っていて、
私は「風景が映画そのままだ!」と一人で感動しまくっていた。

この映画は、有名なミュージカル映画「オズの魔法使い」のオマージュになっていて、
映像としてもカラーと白黒の対比が面白かった。
もしこれからこの映画を観るのであれば、「オズの魔法使い」もセットで観るといい。

「G線上のアリア」は、とても美しいメロディーで、私が好きなクラシック音楽のひとつだ。
私は楽器には詳しくはないが、G線というのはドレミで言うと「ソ」の音にあたるのだそうだ。
この曲は弦のうち、G線を多く使うことからこの名で呼ばれている。

また、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 K467(番組ではシャルルデュトワ指揮)は、
貴族軍人とサーカス娘の恋を悲しく、そして美しく描いたスウェーデン映画、
「短くも美しく燃え」(1967年公開)で有名だ。
曲はピアノがなんとも美しく、名作の多いモーツァルトの中でも珠玉のひとつ。
100年が経過しても、この曲は色褪せることがないだろう。

モーツァルトは誰が何と言おうと天才だ。
映画「アマデウス」を観ると、そのイメージが破壊されてしまうが、
何回生まれ変わっても、彼のようにはなれないと私は思う。

モーツァルトについては、宮本輝の「錦繍」を読んでみることを勧める。

そして最後は、テーマが宇宙ということで、ホルストの「惑星」だった。
この曲については、26日の日記ですでに書いている。

ピアニスト久石譲、平原綾香と競演。NHK「夢・音楽館」




追記  

N響はアシュケナージを音楽監督に迎えたが、
将来N響の常任指揮者に佐渡裕を迎えるようなことはあるのだろうか?
バーンスタインの弟子である彼が、N響の「伝統」をいかにぶち壊すかを見てみたい。
バーンスタインもクラシックの普及、クラシックとジャズの融合のため、
ある意味「伝統を壊した」人と言ってもいいだろう。
そのために音楽では「遊び」が過ぎてしまったようにも感じるが、
佐渡裕は是非師匠のできなかったことにチャレンジしてもらいたい。

いい意味での「伝統の破壊」は私は好きだ。
「音楽の垣根を壊す人」としての佐渡裕に期待する。




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最終更新日  2004.11.29 19:25:24


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