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2005.11.10
テーマ：政治について(19877)
カテゴリ：政治
先日、あるパーティーでペマ・ギャルポ氏に出会った。
彼のことをよく知らないという方には以下のページを読んでいただきたい。 ペマ・ギャルポプロフィール ペマ・ギャルポ（Wikipedia）  せっかくなのでチベット問題について質問した。 現在、チベットは中国が事実上支配をしている。 私 「中国が出て行ってチベットが独立するということがあるんでしょうか？」 ペマ氏 「それは現状では困難だ。ただし中国の政治が乱れればその可能性はある」 私 「チベット人は本当に独立を望んでいるのでしょうか？」 ペマ氏 「（独立を）表明できないだけで多くの人は独立を望んでいる」 その後も質問したのだが時間切れになってしまった。 彼にメールアドレスをもらったのではまた質問したいと思う。 私はチベットも台湾と同じように中国とは違う国という考え方を持っている。 そのために国民が独立を望むのなら実現したほうがいい。 ただし、独立は万能薬ではない。 アジアの国で言えば、バングラデシュ。 この国は独立を勝ち取った。 しかし「独立」という美名の下、彼らが得たものは貧困、洪水、そして疫病だ。 独立が本当に正しい選択なのかどうかは時と場合による。 また、国が本当に独立を国という単位で望んでいるかどうかも忘れてはならない。 例えばイスラエルとパレスチナ。 イスラエルは強引にユダヤ国家の建国を宣言した。 対するパレスチナはアラブ民族特有の「国より部族」という考え方がある。 そのためにパレスチナはイスラエルに建国という面で遅れをとった。 このことについては以下のページに書いた。 中東の紛争はいつまで続く 中国は大陸国家だ。 大陸中国が台湾やチベット問題にこだわるのはソビエト解体を目にしていることも大いに関係している。 タマネギがその皮を一枚一枚失っていくように、独立運動が広がっては困る。 「チベットの自治、独立を許せば次は内モンゴル」と独立スパイラルを危惧している。 それが北京政府の思惑だろう。 チベットの自治獲得、そして独立への道は険しい。 何しろ「今チベットで何が起こっているか？」 「中国により過去に何か行われたか」 ということが全くと言っていいくらい報道されない。 チベットで行われていることが「中国による人権侵害」ということをまず国際社会が認識することが必要だ。 日本政府もチベット問題に対して毅然とした態度を中国政府にすべきだ。 台湾問題にしても日本政府は中国に対して言うべき発言がされていない。 参考になったページ 【超入門】チベット問題って何？ 基本的なチベット問題を解説。 チベット関係年表 チベットと中国の関係がわかりやすくまとめられている。 チベット独立問題 チベット自治区（Wikipedia） ダライ・ラマ法王日本代表部事務局（チベット・ハウス） インドに亡命したダライ・ラマ氏の日本における事務所のページ。 チベットに関する資料が満載。 カルマパ17世 チベット脱出 日本ではほとんど報じられることはないが、チベット仏教の指導者カルマパ17世がインドへ亡命した。 この時（２０００年）何と１４歳！だそうである。 ダライラマについてのＦＡＱ ダライラマに一問一答。 チベット証言集 チベットで何が行われたか、リアルに伝わってくる。 ここに書かれていることがほんの少しでも本当なら、これはとんでもないことだ。 国際社会ももっとこの問題に関心を持ってもらいたい。 本を買うなら楽天で！その他アフィリエイト    バナーをクリック！小学生行方不明事件に情報をお願いします。  拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2005.11.26 16:04:18
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