テーマ:サッカーあれこれ(19787)
カテゴリ:スポーツ
強豪がノックアウト方式で戦うドイツワールドカップの決勝トーナメント。
準々決勝イングランド対ポルトガルの一戦は、延長でも決着がつかずPK戦となった。 結局、ポルトガルが準決勝へ進む。 ENG 0-0(PK1-3) POR(マッチ59):試合レポート (FIFAworldcup.com) ポルトガルにとって40年ぶりのベスト4だ。 つまり前回は66年大会。 あの「黒ヒョウ」ことモザンビーク出身の選手、エウゼビオがいた時。 準々決勝は北朝鮮と戦った。 予想に反し北朝鮮は序盤3-0とリードした。 しかしエウゼビオの活躍で5-3と逆転。 ワールドカップの歴史に名前を残した。 話は現代へ戻る。 この試合、イングランドには誤算が続いた。 後半すぐにベッカムが負傷交代。 ピットを出て悔し涙を見せるベッカム。 その後チームメートに声をかける姿は成長の証明か。 そしてウェイン・ルーニーの一発退場。この退場は判断が分かれるだろう。 だが主審の前でラフプレーをすればどうなるかを、彼は知らなかったのだろうか? オーウェンを負傷で欠いたイングランドとしては頼みのタレントが次々いなくなった。 イングランドはただでさえ渋い試合をしてきたのに、これではゲームプランが台無しだ。 そうかと思えばポルトガルも攻撃に精彩を欠く。 あのフィーゴでさえ後半終了までピッチに残っていなかった。 厚みのない攻撃でただ時間だけが過ぎていく。 こうなるとここがワールドカップの舞台であるということ。 そして代表として、サッカー選手としてのプライドで戦っている選手を見るのはつらい。 観ていて痛くなる試合だった。 この試合だけに限らず、主審がゲームを支配することが多くないだろうか? まるで試合をしているのが選手ではなく主審のようだ。 もちろん悪質なプレーを見過ごすことは許されない。 悪質なファールは選手生命すら縮めてしまう。 イングランドのファンにしてみれば、「この試合は主審に負けた」ということになるだろう。 「選手の忍耐力のなさに負けた」とも言える。 有力選手が退場すれば、それはサッカーの技術以前の問題だ。 82年のフランス対西ドイツでもそうだった。 西ドイツゴールに迫ったバチストンに、キーパーのシューマッハーが体当たりした。 今ならシューマッハーは一発退場だ。 しかし彼はその後もピッチに残った。 バチストンは大ケガを負い、タンカに乗せられてピッチを去った。 バチストンはこのケガで選手生命が縮まったという。 本来ならこうしたプレーに対して主審は対応すべきではないか。 しかも試合によってカードを出す基準が違う。 確かに「試合を荒らさないためのカード」というものは存在する。 しかしある試合ではカード乱発。ある試合では不思議とカードが出ない。 これでは選手も安心してプレーができない。 この試合のMan of the Matchはハーグリーブス。 私ならポルトガルのGKリカルドを選ぶ。 イングランドのGKロビンソンに比べれば、彼の活躍は特筆に価する。 PK戦でのあの冷静な読みは普通じゃない。 あの状況でPK戦で3本止められるのは世界的に見てもそういない。 普段は評価されることの少ないGK。 こうした試合だからこそ、評価されるべきではないかと私は思う。 準々決勝のもう一試合、フランス対ブラジル。 BRA 0-1 FRA(マッチ60):試合レポート(FIFAworldcup.com) アンリが後半にブラジルゴールを破り、優勝候補のブラジルが負けた。 ジダンのフリーキックがファーポストに走りこんでいたアンリにわたる。 なぜかこの場面、「フランスの最終兵器」アンリにマークがいなかった。 準決勝はドイツ対イタリア、ポルトガル対フランスの組み合わせ。 これでワールドカップはヨーロッパ選手権になった。 ある新聞で前日本代表監督のトルシエが、こう予想していた。 「決勝はドイツ対フランス。フランスにはブラジルを破ることができる」 まだ準決勝が残っているので、トルシエの予言が当たっているかどうかはまだ判断できない。 しかし、フランスがブラジルを破るということについては当たっている。 開催国ドイツも勝ち残っている。 ワールドカップで優勝するために必要なこと。 それは以下のようになる。 1、経験。 2、安定した守備。 3、精神力。 日本が足りないものはたくさんある。 関連記事 ドイツW杯 決勝T 準々決勝:ポルトガル・フランス勝利 イングランド・ブラジル散る ↑写真、そしてトーナメントの山がついた記事。 作るのに時間かかったろうなあ。 ポルトガルVSイングランド ↑この試合の詳しい内容をテキストで。 本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.02 20:10:17
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