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りゅうちゃんミストラル

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2006.07.16
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カテゴリ:社会問題
今までにも献血を訴える記事は何回か書いてきた。

成分献血の意味  

献血は人を助ける!

献血は痛い?軟弱者!

ではどうすれば献血に協力する人は増えるのか?
なぜ血液は以下のように不足するのか?
その理由を考える。

血液が足りません!献血緊急アピール

安全な献血のために。(日赤)

献血のゆくえ

↑献血してから血液がどうなるのかを写真で紹介。
簡単で誰にでも見やすい。とても優れた資料だ。
全国の献血のべ人数がここ8年で1割も減っている。
以下の記述は見過ごすことができない。
「20年後には必要な量の約6割しかまかなえなくなってしまうという予測もある」
少子高齢化と献血離れが原因だという。
これは単に若年層の善意が減ったのではなく人口の減少、つまり分母の問題がある。
高齢者が増えるということは血液の需要は今後増えるということ。

献血離れには以下のような理由が考えられる。


1、献血が学習に取り込まれていない
2、献血で得た血液がどうなるのか知られていない
3、患者とその家族の声が届いていない
4、日赤の問題

この問題を順番に考えていこう。

1、献血が学習に取り込まれていない

日本赤十字社(日赤)のページを見ればわかるが、献血は16歳からできる。
もし高校で献血を取り上げれば、16歳で最初の献血が経験できる。
献血はする人はするがしない人はまったくと言っていいほどしない。
教育の一環として献血を取り上げてもらえないだろうか?
献血の意味を知るのは重要だ。
献血を考えることで「どうして人を殺してはいけないか」
などという質問は出なくなると考えるのだが。
もちろん大学でも取り上げて欲しい。

日本は少子高齢化の波がきている。
若年層の献血は今後さらに必要となる。
それにはまず「入り口」での対策が必要だ。

2、献血で得た血液がどうなるのか知られていない

これはどんな記念品を献血した人に贈るかよりも大切なことだと私は考える。
多くの献血者は、自分の血液がどうなるかを知らない。私もその一人だ。
自分の血液が有効に使われていることがわかれば、もっとリピーターは増えるのではないか?

さぁ!あなたも献血の輪の中に
(大阪府赤十字血液センターの公式WEBサイト)


↑「血液の検査」「輸血用血液へ」「血液の供給」など、とても役に立つ資料がそろっている。
ただ、こうした資料は自分から調べないと見つからない。
今まで献血したことのない人に、こうした資料をどうやって紹介するか?
どう理解してもらうか?課題は大きい。

3、患者とその家族の声が届いていない

これも私から見ると不思議で仕方ない。
献血は人を助ける!でも紹介したが、以下のような患者の家族による声は重要だ。

ありがとう!っていっぱい言わせて。

献血した人にも、しないでいる人にもこうした声がもっと届くようにできないものか?
よく、「この病気の患者は○万人」とか言うけれど、その患者には家族がいるはず。
たとえば1万人の患者がいればその数以上の家族がいる。
ならばその家族は献血がいかに役に立っているかを知っているのではないか?
そうした方がブログでも何でもいいからその気持ちを伝えたら。
いくらかでも献血や骨髄移植に協力しようとする人は増えるだろう。

目の前に困っている人がいれば、助けようとする人はいる。
困っている人がいるかどうかわからないから助けようとしないのではないか?
重要なのは接点だ。
病気で苦しんでいることを知らない人と患者やその家族を結ぶ接点。
こうして記事を書くことで少しでも接点になればいい。
できればもっと多くの人に接点を作ってもらいたい。

4、日赤の問題

これは言いたいことがたくさんある。
実は私が最近まで献血できなかったのは日赤に責任がある。
あまり細かく書きたくはないが、私が以前成分献血を登録していた血液センターはひどかった。
幹部である部長をはじめ、末端の看護師にいたるまで会う人会う人ひどい人ばかり。
ついには日赤が弁護士を雇って私に内容証明の手紙で謝罪する始末だった。
私はこの件で日赤が信じられなくなりしばらく献血ができなくなった。

献血は少しではあるがリスクがある。
そして血液は自分の分身でもある。
その分身を抜くのだから日赤は責任が重い。
どの程度日赤はそのことを理解しているのか?

また、献血の際に質問したことにはできるだけ答えて欲しい。
今抜かれている血液がどうなるのか?
どのくらい切実な問題として血液は存在しているのかなど。
私は先に「接点が重要」と書いた。
日赤こそがその接点として存在していることは明白だ。

※この記事は書けばきりがない。
必要があればまた書き足すだろう。

より多くの人が献血について語ること。
そうしたことで血液の不足がなくなればいい。
結果はともかくまず献血に行くこと。
そして献血についての問題点を語ることだ。
多くの意見があれば、献血の普及に役に立つアイデアも出るだろう。

人によって献血への協力方法は違う。
献血できない人も献血に協力する記事はブログなどで書ける。
この記事を読んでいる人はすぐにでも実行してほしい。




***********************
関連記事

れっつ!献血  

けんけつ・どっと・こむ

献血倶楽部

成分献血しよう

大阪府献血情報

神奈川県赤十字血液センター

若年層献血意識に関する調査 結果報告書(厚生労働省)

↑「献血をしたことのない理由」→第一位「針を刺すのが痛くて嫌だから」(泣)



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最終更新日  2006.07.16 17:29:03
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