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2008.01.28
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カテゴリ:スポーツ
27日に行われた大阪国際マラソン。
このレースは北京五輪の選考という意味があった。

転んでも転んでも笑顔 福士、初マラソン「面白かった」(asahi.com)

   黄色い花

トラックでは国内無敵の福士加代子
マラソン初挑戦だった大阪は、彼女には厳しかった。

途中までは持ち前のスピードで福士はトップを走った。
しかし30キロあたりから失速した。
何度も転ぶ福士。
トラックに戻っても転んだ。
それでも立ってゴールを目指す。
スタンドで見ていた福士の母親は泣いていた。
家族でなくてもとてもじゃないが見ていられない。

結局彼女は2時間40分かかってゴール。
19位に終わった。
優勝したのはイギリスのマーラ・ヤマウチ
彼女はケニアで育ち、イギリス外務省職員という珍しい経歴。
しかも夫は日本人だという。

日本人1位は天満屋の森本だった。
陸連は森本についてレース運びが消極的と判断した。
名古屋国際に出る選手に有利な結果となった。

私には思い出すことがある。
1984年のロサンゼルス五輪での女子マラソンだ。
モスクワを政治的な理由でボイコットした西側の国々。
その中に日本も含まれていた。
4年後、今度は東側がロス五輪に参加しなかった。

ロス五輪は初めて女子マラソンが正式種目になった大会でもあった。
ガブリエラ・アンデルセン選手は印象に残っている。
この種目初の金メダリスト、ベノイトよりも。

ロスは暑かった。
過酷な条件の下、アンデルセンはふらふらになってゴールを目指す。
すでに彼女の体はまっすぐに立っていられない。
傾きつつ一歩一歩進む彼女。
係員も彼女に触れれば失格になることを十分知っている。
結局彼女は最後にゴールした選手となった。

アンデルセンの姿は「感動物語」として記憶に残っている人もいよう。
しかし一方では違う見方があったのも事実だ。
ある選手はアンデルセンについてこう漏らしていたという。
「これで女子にはマラソンは無理と思われるのは困る」

詳しくは以下の記事に出ている。

オリンピックで思い出すこと_02

あの時のアンデルセンが、福士と重なってしまう。
福士の場合も多くの人が感動したに違いない。
会場となった長居スタジアムでもそうした雰囲気があった。

だが福士がそのまま帰らぬ人となってしまったら。
感動どころではない。
福士は即入院ということではないそうなのでよかった。
アンデルセンは夏のロスという厳しい気象条件があった。
今回の福士は冬のマラソンだ。
準備不足を批判されても仕方ない。

あの高橋尚子を育てた小出義雄監督はあるインタビューで言っていた。

「ある程度の選手なら35キロまでは走れる。問題はその後だ」

高橋はそのくらいの激しい練習をしているという自信の表れだった。
北京の代表を決めた土佐。
そして野口や高橋はそれだけ偉大だったということになる。

今年の箱根駅伝でも棄権校が続出した。
その件については以下の記事で書いた。

箱根駅伝、歓喜と悲劇

私は思う。
ゴールに向かう福士の姿はある意味感動を呼んだ。
しかし、もうそんな感動はいらない。

マラソンランナーは学んでほしい。
福士とアンデルセンを反面教師にしてほしい


***********************
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福士さん、残念?

クリックで救える命がある ブログランキング・にほんブログ村へ 2005-11-09 14:49:02
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最終更新日  2008.01.29 22:52:14
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