カテゴリ:アニメと漫画
12日放送の手塚治虫特集。
最終日は彼のライフワーク「火の鳥」だった。 ゲストは劇作家で役者の野田秀樹。 2004年にNHKで放送された「異形編」「未来編」を放送。 異形編は、乱世が舞台。 尼を殺した左近介が、その「業」によって次元の狭間に置き去りになる。 可能な限り人と妖怪を救い、そして殺される運命にある左近介。 未来編では地下で生活をしなければならなくなった人々を描く。 各地下都市はコンピューターによって制御されている。 だが都市間戦争が勃発し、人類は滅亡の危機を迎える。 火の鳥の血を飲み、たった一人生き残ったマサトだけが行く末を見届ける。 「何でも機械が決める」という未来を皮肉った作品。 退廃した人類が「ムーピーゲーム」に夢中となるのは必然だ。 火の鳥がすごいのは、「終わりが始まり」「始まりが終わり」という内容。 古代からはるか先の未来と舞台が飛びまくる。 あまりにスケールが大きすぎて語るのに困る。 各エピソードは記憶に残ってはいるが、一番のお気に入りは「太陽編」。 年代を隔てた2人の主人公によって同時進行していく。 一方は白村江の戦い、そしてもう一方は21世紀の日本。 光と闇の戦いが宗教を背景にして描かれている。 本来ならこの後、「大地編」が発表されるはずだった。 しかし手塚が病に倒れたため、「火の鳥」は未完に終わる。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.13 14:08:10
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