カテゴリ:テレビ
1日に放送されたフジの報道特番。
「激動!世紀の大事件日本が震えた50の事件」を見た。 放送時間が長いため、全部は見られなかった。 それでも一連のオウム事件や多摩川の洪水。 そして9.11テロや日航機墜落事故など重大事件ばかり。 中でも悲惨だったのが新宿西口バス放火事件。 1980年に起きたこの事件。 犯人がガソリンと火のついた新聞紙を路線バスに投げ込んだ。 6人が死亡し、重軽傷者も14人出た。 その後、犯人は心神耗弱状態を理由に無期懲役の判決。 97年、刑務所内で首吊り自殺した。 この事件を偶然撮影していたカメラマン。 彼のカメラには7枚のフィルムがあった。 実は、彼の妹は激しく燃えるバスの中にいた。 彼女は重度の火傷で瀕死の状態だった。 カメラマンが撮影した写真は、読売の一面を飾った。 「特ダネ」と思いつつ、彼には苦しみが待っていた。 彼は妹の闘病をカメラで記録した。 妹もそんな兄を理解した。 このカメラマンはその後、報道写真から身を引いた。 報道するか助けるか。 この件では過去に以下の記事でも書いた。 報道関係者は救助すべき?取材すべき? ↑事件を目の前にして報道関係者はどうあるべきか。 この記事でも書いたが、豊田商事会長刺殺事件。 「傍観者」だった報道関係者の前で惨殺された。 そしてピューリツァー賞を得たがその後自殺したケビン・カーター。 カメラが伝えるもの 番組を全部見たわけではないが、この点を議論した時間はあったのだろうか? オウム事件にしても、松本サリン事件での冤罪。 フジはこの点にまったく絡んでいないのだろうか? 過去の重大事件を紹介することは重要だ。 その裏で、「報道被害の是非」が問題になったことも多かった。 この点は忘れるべきではない。 *********************** 関連記事 昨日のフジテレビ特番「激動!世紀の大事件日本が震えた50の事件 証言者が空かす全真相 そのとき何が・・・」について言いたい! ↑このテレビ特番についての記事。 記事の視点に興味があったのでトラックバックした。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.02 12:20:04
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