カテゴリ:アニメと漫画
手塚治虫の「ビッグX」全4巻を読んだ。
この作品は手塚の中でも単純明快。 薬を使って大きな強い体になり、悪と対決するというもの。 自然破壊への警告を盛り込んだ「ミクロイドS」に比べると教訓が少ない。 「ミクロイドS」のクライマックスシーンはまるで「デビルマン」。 人間対昆虫という図式は夢に出てきそうだ。 アゲハが最終巻で死んでしまうのは残念。 「ビッグX」はテレビとは違って、自分で薬を注射することで巨大化する。 (後半になると飲み薬となる) 朝雲博士がナチスドイツに命じられて開発した薬という設定は暗い。 中国大陸で悪魔のような研究していた731部隊を思い出させる。 私はこの作品が放送されていたころ、まだ生まれてなかった。 なのでテレビで見た記憶などあるわけない。 前半に出てきた砂漠のシーンは「アラビアのロレンス」に影響されたか。 列車を襲う場面などはそっくりだ。 後半のジャガイモが異常繁殖するのは「三つ目がとおる」でも見た。 手塚の作品に限らないが、劇中に時代が反映しているところも興味深い。 *********************** 関連記事 ビッグX 手塚治虫(16) 「ミクロイドS」 ↑「ミクロイドS」のブログ記事なんだけど、印象深いのでTB。 今度別な記事として取り上げようと思う。 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.07 18:20:31
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