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2010.06.01
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カテゴリ:アニメと漫画
トーマの心臓」を読んだ。

     

なぜ今になってこの作品なのか。
それは、先日これを読んだから。

「百億の昼と千億の夜」

ネットで見ると、萩尾望都の代表作は「トーマの心臓」だという。
以前読まなかった作品を、この機会に読んでしまおうと考えた。

「トーマの心臓」は舞台がドイツのギムナジウム。
ケストナーの「飛ぶ教室」を思い出す。
雰囲気としてはヘルマン・ヘッセの「車輪の下」もイメージにある。

トーマ・ヴェルナーは、冒頭のシーンで死亡する。
自殺か事故死か、ギムナジウムでは話題となる。

だが優等生のユリスモール(ユーリ)は知っていた。
トーマの死が自殺であることを。

それからしばらくして、ギムナジウムに転校生がやってくる。
彼の名はエーリク・フリューリンク。
トーマに瓜二つのエーリク。

エーリクが来なければ、トーマのことは忘れ去られてしまったのかもしれない。
だが目の前で生きるエーリクのために、ユーリの苦悩が続く。

小学生の頃、「車輪の下」を読んだ。
少年が少年を愛する。キスもする。
幼かった私の友人は、「車輪の下」を理解できなかった。
私は理解したように装いながらも、実は理解などしていなかった。

この作品が少女マンガであること。
そして少年同士の愛など、今の私にも理解しがたいものがある。

正直に書く。
よくわからない。
少年の私も理解できなかった世界。
それは今も同じ。
今後も理解できないだろう。
「時間が解決する」という問題もあれば、時間が解決できないものもある。
私にとって「トーマの心臓」は後者だった。
ただそれだけのことだ。

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関連記事

「トーマの心臓」萩尾望都

↑「3年に1度ぐらいのサイクルで読み返している」という方。
なのに理解した気持ちになっていない。
なるほど、私がすぐに理解できないのも納得。
私には、この方の文章ですら何回か読み直す必要がありそうだ。

ネットがあるおかげで、こうした文章がすぐ読める。
便利な世の中になったものだと今さらながら感心する。

「トーマの心臓」萩尾望都

↑森博嗣による小説版との比較についても触れているブログ記事。

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最終更新日  2010.06.02 21:14:15
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