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18日、仙谷官房長官は参院予算委員会で「自衛隊は暴力装置」と発言。
その後発言を撤回し、謝罪した。 仙谷氏「自衛隊は暴力装置」 参院予算委で発言、撤回(asahi.com) 日頃思っていることは、ふとしたことで口に出てしまう。 なるほど、仙谷の考えはよくわかった。 これが共産党議員ならわかる。 仕事終わりに新橋の飲み屋でサラリーマンが言うのなら理解できる。 だが仙谷は民主党の官房長官。場所も予算委員会。 TPOをまったく理解していない。 先日の柳田法相と同じく、大臣として不適格。 柳田を厳重注意したその口で、何を言うか。 民主党が自衛隊を否定したいならそうすればいい。 旧社会党みたいに「非武装中立」でも唱えるか? 仙谷にその覚悟がないなら立場というものを考えろ。 発言を撤回、謝罪しても済む問題ではない 仙谷は柳田と辞任しろ! 追記 この問題、考えてみると深いものがある。 自衛隊=軍隊であることを認めるなら、今の憲法9条に違反している。 ところがすぐに憲法は改正できない。 言葉の意味として「自衛隊は暴力装置」というのはどうなのか。 国際貢献する部分では、暴力以外の部分も多い。 イラクでの給水活動などがその例だ。 「自衛隊は暴力装置でもある」ならまだ、暴力装置に特化すると違和感が残る。 これは日本という国が太平洋戦争に負けて軍隊を持たないと決めた。 「平和ボケ」ながらも軍隊に拒否反応が残る日本人のメンタリティー。 その結果なのだろう。 *********************** 関連記事 暴力装置 政治論と法律論 (追記あり+追記) この件について述べたブログ記事。 いろいろと興味深い内容になっている。 トラックバックを送れないのがとても残念。 自衛隊は「暴力装置」である. この記事ははっきりと自衛隊が「暴力装置」だと定義。 「自衛隊を災害救助隊だとでも思っているのか」と自民党を厳しく批判。 確かに先の尖閣諸島での漁船衝突事件でも、海上保安庁の実態が明らかとなった。 武装した船を使って日本の海を守る。 その点では「暴力装置」の一面を持っている。 海賊も出る海に、丸腰で対応できるかどうか。 小学生でも理解できることだ。 しかしその反面、「救助隊」としての一面も持っていることは確か。 暴力に特化した表現はどうなのだろう。 自衛隊は『防衛装置』である こちらも憲法9条との兼ね合いについて言及している。 日本には過去の歴史から自衛隊に「専守防衛」という位置づけがされている。 それにしてもみなさん、マックス・ウェーバーの言葉を大事にしているんだなあ。 自衛隊は何を目的に、どういった存在なのか。 何ができて何ができないのか。 憲法の条文とも合わせて、考えていく必要がある。 もちろん、仙谷官房長官は国民的議論のためにこの表現を用いたわけではない。 そこが今の民主党内閣にとって痛いところだ。 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.19 20:54:41
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