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2006年09月23日
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カテゴリ:読書

日高敏隆+阿部謹也
黙出版 (2001/02)

対談。前半は国立大学の独立行政法人化など、教育制度問題について。
学者というのはみんな利権でつながっていて、業者団体と同じ、
 ↑
なんてキケンナ発言も飛び出す

ただ教育問題については二人の立場が似通っていてごっちゃになる。
後半の「個性」の部分の方が面白いか。

薄くて読みやすい本。
それぞれの考え方の片鱗もうかがえる。

「分かった」ことでその人の生き方も「変える」ようなものが、学問だ。
学問は本来的に楽しい。
個性豊かな人間なんて育てられない。

「まなびや」の行方
 ↑
在庫なし。図書館の本。

27 中国とバチカンの間で叙任権闘争の兆し
39 巨大宗教団体系の漁師は木曜日に市場に来る
52 30代、40台の男性は仕事が忙しくてダメ。いわゆる教養を身につける時間がない。

53 学者というのはみんな利権でつながっていて、業者団体と同じ
64 分かるとは「感覚ナイズ」(根元進のマンガから、日高が引用)
69 「人格証明書」を自分で書く

73 阿部、理系教授の就職嵌め込み。一切学生の希望を聞かないのに驚く。
78 学部長や学長で「あなたは民主的でない」といわれなかった人がいたらお目にかかりたい(日高)
86 新聞記者はほとんどが東京に住んでいて、地方の大学の実情を知らない

109 日本史の教科書を書くなら「満州引き上げ」から書く(阿部)
  小学生に歴史を勉強させるなら「トムは真夜中の庭で」から。
113 ヨーロッパの近代史は生まれてきた「個人」を押さえ込む歴史

146 火葬、ドイツでは砂みたいにサラサラに焼いて書留郵便で送ってくる。
箸なんかではつかめない。バラ園にまく
遺体は国有財産になる(ドイツの法律)
152 中国「個人」という言葉・概念がまだない

161 日航機事故の被害者リスト→プライバシー侵害では(欧米の考え方)
165 個性豊かな人づくり?
177 教科書を面白く書くという発想がない。

日経新聞の文化面で阿部謹也の追悼文を日高が書いていた。
へーっと思って、読んでみると一緒に対談本を作ったとのこと。
で、図書館で借りて読んでみた次第。

ところで日高が亡くなったら、追悼文は誰が書くんだろう。
まさか竹内久美子、ってことは無いだろうなあ。
杞憂?いや本当。

第1章 「まなびや」の在るべき姿を求めて
・教会の「藁敷き」が教室だった
・自然科学は「森の開墾」から始まった
・教会の補強機関から「国家エリート養成機関」へ ほか

第2章 「自分とはなにか」から始まる学問―歴史学・阿部謹也
・修道院で芽生えた「ヨーロッパへの憧れ」
・「自分」を知ることは「全世界史」を知ること
・教科書をおもしろくする工夫 ほか

第3章 「学び」の原点はどこにあるのか
・ウグイスは「カー」と鳴けるか
・学習が子どもの発想を阻害している!?
・「自分の目で見る」ことの難しさ ほか

第4章 「数式にならない」からおもしろい―生物学・日高敏隆
・「学問」は役に立つか?
・「生物」と「無生物」の違い
・「カラスはなぜ攻撃したのか」 ほか

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
日高 敏隆
滋賀県立大学学長、理学博士。専攻は動物行動学。1930年東京都生まれ。52年東京大学理学部卒業後、東京農工大学農学部講師、助教授、教授、京都大学理学部教授を経て現職。ローレンツ、ドーキンスの日本への紹介者として知られる。おもな著書に『動物という文化』『動物にとって社会とはなにか』『ぼくにとっての学校』。おもな訳書に『ソロモンの指環』『裸のサル』『利己的な遺伝子』などがある

阿部 謹也
共立女子大学学長。専攻はドイツ中世史。1935年東京都生まれ。58年一橋大学経済学部卒業後、同大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、東京経済大学教授を経て一橋大学教授。92年からは同大学学長を務めた。99年より現職。社会史研究の泰斗として知られている。おもな著書に『ハーメルンの笛吹き男』『「世間」とは何か』『「教養」とは何か』『大学論』『阿部謹也著作集』などがある

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)






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最終更新日  2006年09月24日 15時53分43秒
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