ドイツはまだ、真夜中です。
真夜中って、日本的感覚では、深夜の数時間を指すと思いますが、
ドイツ語で真夜中というと、ほんとに深夜12時のみ。
時々、何ツー正確な言葉なんだと思います。融通が利かない(笑)
というのは、日本的な感覚でありまして、
ドイツ人にとっては、これが当たり前。
さて、草木も眠る丑三つ時に近づいてくる深夜2時45分。
今日から冬時間となるので、
午前3時になったとたん、時計の針は一時間元に戻り、2時を指すのです。
自分でなおさなきゃいけない時計もあるけど・・・。
で、鈍いながら、終わらない翻訳をしていたところ、
ハイデルベルクの友達から電話がかかってきました。
ドイツ人なんだけど、夜中に日本人の母子をみたといいます。
ちょびっと日本語ができるんだけど、
そのお母さん、「くるまがくるが~」と子供に言っていたそうです。
私は微笑ましくて思わず笑ってしまったのですが、
友達は「車が来るが~」って、どういう意味??と真剣に聞いていました。
標準語しか習っていないので、車が来る、までは分かったらしいのですが
「何でその後「が」が来るの?」という疑問がわいたらしかった
遠い異国で、故郷の言葉で子供に話しかけるって、なんだかいいなぁ。
で、私は方言のないところで育ったので、
遠い記憶を頼りに、
「確か、北の方の方言じゃなかったかな」といい、面白く、微笑ましいといったら、
「それは東京でバリバリのシュヴァーベン方言を話すようなモンなの?」と言っていました。
まあ、そうなんだけどね。
そういうの、ない私は、何となく、暖かみを感じるのでした。
ところで、くるまがくるが~って、来るよ~ということかと思ったのですが、
ネットでみたら、岩手の「動詞+が~」は、~しようかという提案だというようなことが、小学生の国語のための「風の又三郎」の訳にはあり。
正確な地方と意味をご存じの方はどうぞ教えてください。
というわけで、寝よう。明日も翻訳だ。