半年位前にふるくさーい家族モデルを奨励するネジの一本はずれた本(と敢えていわせて頂く)をだした、
エヴァ・ヘルマンという元ドイツ版NHK女性司会者だが、
今度は新刊紹介の席で ナチス政策を称賛すると受け取れる不用意な発言をしてしまい、
地方局はこのニュースをふまえ、即日解雇通知。
ジャーナリストからも 「引き返せないポイントを超えてしまった」などと、哀れみの声。
ナチスドイツの家族政策はよかったって言っちゃったんですな。
無知・・・。
いや、不用意なのか?
それとも、話題性を狙ったのか・・・
アウトーバーンを作ったのとは、訳が違うんだが・・・。
そこのところを全く鑑みなかったらしい。
というわけで、最初の本を出したときも、
軸をずらしていて、相当にアホじゃなと思ったんだけど
今回の件で、このお方の脳みそはシナプスのつながり方が違うらしいと認定。
最初の本も、非難囂々ながら、大売れに売れたんだけどさー。
日本でも売れたんですっけ?
女性は家庭に入って、つよーい旦那に経済的にも守られて、
子ども一杯つくって精神的に豊かな温かい人生を送りましょう。
という書き方をすれば、
そりゃー、
不景気で
癒しに飢えてる、
旦那は金さえ持ってきてくれりゃーサイコー
という願望の強い方々には受けるわな。
断っておくが、私はフェミニストではない。
そして今回の件。
大衆紙に寄れば
「誤解を招いたり、特にナチスの犠牲になった方で傷ついたと感じられた方には申し訳ない」と謝ったらしいが、
時、既に遅し。
ジャーナリズムから締め出しを食らってます。
ZDF(ドイツ版NHK第2放送)の有名なトークショーに出ることになってましたが、
番組の看板名になってる司会者から「お断り」。
大体、ジャーナリズムは左翼だとかいいますが、
コンサババリバリ系なDIE WELT紙の編集長代理からだって
「お馬鹿なコメントしちゃって、まあ」みたいな評が出ており。
即日付け解雇を申し渡した地方局については、
そこまでするか?という批判も出ているのですが。
そりゃ、危なければ、トカゲのしっぽは切り捨て。
それでも、彼女は、
新刊書に伴うお披露目旅行は続けるそうで
彼女の出版元は「支持」を表明。
出版社は執筆者を支援せねば。というコメントが出ているそうで。
これが元で本が売れれば、出版社はエヴァ様々な訳ですから。
というのは皮肉ですが、
つよーい旦那に経済的にも精神的にも守られて
あたたかーい家庭と子どもたちに囲まれた幸せな時を送るべき
・・・・で、旦那さんは稼いで来さえすればあとはどーでもいいのん?
かせげない旦那さんはどうするん?
日本の新進金持ち層における専業主婦になりたいばっちりはまったテーゼですがな。
次の本は、「ノアの箱船の原理」だそうで。