穴埋め
社会学的な考察の部分をみていた同僚が
「なんで、歴史部分を書いているときより、議論にこんなに時間がかかるわけ」
と、
プチ切れてしまった。
私は、協力してもらう立場なので、仕方なしに
「歴史部分は、そこにある史実を忠実に書いていくだけだから、
表現についてのやりとりにさほど問題は生じないのだが・・・」という話をした。
これは、数字で表す経済とか、更に理系になると、もっとはっきりすっきりするのだが
社会学系では、どうしようもない。
個人の価値観とか、論評とか状況分析とか、
表現が一つ違ったり、
副詞の位置がちょっとずれているだけで、
全然意味が変わってきてしまったり、
細かいニュアンスが伝わらない。
そういうの、気にしない人もいるわけですが、
私は気になるので、あーだコーダと、
添削されたものに「そういう意味ではない」と
いちゃもんをつける。
だって、そういう意味で書いていないもの。
そういうわけで、
赤が入って帰ってきた原稿を見直すのにも、膨大な時間がかかる。
赤を入れる人によって、
@わかってるなぁ・・・
と感謝する人もいれば、
@・・・どうしてそういう直しになるわけ・・・
と、悲しくなる朱入れをしてくれる人もいる。
@わかってるなぁ・・・
の人ばかりだといいんだけどね・・・。