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カテゴリ:お仕事 文化理解コンサルティングと通翻訳
あっという間に8月も下旬ですね。
早いなぁ・・・。 そして私は何をしているかというと、 今のところ翻訳仕事。 先週後半まではフライトシミュレーターをやり 今週からは某公共放送の世界遺産関係。 で、今日のお題ですが ドイツでは公証というのに結構うるさくて、 日本だと結構、ドイツ語の書類を役所などの公的機関へ持って行っても 「訳して持ってきてね-」といわれて終わり。 「公証翻訳してもらってください」なんて、いわれることはめーったにない。 ドイツは逆で、公的書類の意味については 「嘘つきませんほんとのこといいます」と誓った人でないとだめ。 というのが本来の形。 これはコピーも一緒で、 コピーは本当に改変していない複写なんです。 と、公に「証明」できる人だけが「公証コピー」というのをとれる。 「公に証明」出来る人は、その事項について「嘘つきません」と宣誓している人。 宣誓してれば、逆に誰でもいいんですけど。 そういうわけで、学校の先生とか、公務員とか、 そういう人は「あたしゃーうそつきません、悪さしません」と宣誓しているので 「これは公証のコピーです」という 証明を出すことが出来る。 フツーの人間は、それが出来ないので、たとえば役所に行ったり 大学の事務局へ行って、一枚いくらなりを払って、コピーしてもらって 「確かに改変していないコピーです」というはんこをもらう。 で、これは翻訳も同じことで、 これが徹底しているのが、やっぱり都会。 そして、お友達と話した結論から言うと、 2005年のEU法準拠(?)あたりに従って 年々厳しく、地方に広まってきている模様。 以前だったら役所に出す証明を「ドイツ語に訳しました」と ぽんと持って行けたものが、 「宣誓した人に訳してもらって」と言われることが多くなってきたみたいです。 大学の証明書類については十何年も前からそうなので、 日本から英語で持ってくる方がずっと楽ちん。 (英語での提出は大抵認められている) さて、役所婚の通訳ですが これも、本来は、「宣誓した人」が 「私嘘つきません(インディアンじゃないけど)、日本語ではこうです。」と 訳していかなければならない。 というのは、お説教の部分は結構どうでもいいですが、 結婚しますという、言うなれば契約書は、法的効力を持つ文書なので その契約内容を伝えることについては、 本来は公証出来る人しか責任を負えないのです。 ややこしいけど。 でね、ここがポイントです。「本来は」 じゃあ、ほんとに一所懸命探して、見つからなかったらどうするんだと。 そういうときのために、抜け道があります。 どうしても見つからない場合は、 当事者すべての了解を取った上で、 その了解と、 「この通訳は公証通訳ではありません」という一筆と 「正しく訳しました」という一筆と身分証明書その他を用意すると 公認通訳でない通訳も認められる場合があるのです。 たった一つの難関は、 戸籍官吏の人の「OK」。 これがあれば、役所婚の通訳は、公認通訳でなくても出来る。 逆に言えば、最初から戸籍官吏が「公認じゃなくていいですよ」というようなところであれば、誰を連れて行ってもかまわないということです。 それがどこかってことなんですが、 へんぴなところの方が「大丈夫」といわれる可能性は高いです。 なぜって「見つからないだろう」と思われているから(多分)。 そういうわけで、ドイツで役所婚をあげるという方、 結婚式に通訳なんか雇えないよ-という場合は 田舎で結婚式を挙げるといいかもしれません(笑) 逆に「こうでなくては」といわれる可能性も高いですが、 通訳に関しては、 「見つからないんです・・・」といういいわけも多分通用しますから。 都会だとね「そんなことないでしょ、領事館で紹介してもらって」とかなんとか いわれたりしますし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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