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カテゴリ:被害者遺族の声
昨日は朝いつもより早めに家を出て知立市のアピタの花屋さんでさえりんの月命日の花を買いました。この頃いつもいたバイトのお姉さんは私の顔を見るとこの花は事故現場へお供えするお花だとわかって下さっていたのでとても安心して買いやすかったんですが、昨日は新しそうなバイトのお兄さんだったのでラッピングを頼むと「ご用途は??」と聞かれました。私は「事故現場へお供えなので長めにラッピングして下さい」と説明すると、お兄さんは「では包装紙は紫色にしますか??」と言われ、私は「ピンク色で可愛らしくしてください!!」とお願いしました。
店員さんにとってはお供えなら紫で地味が常識で当たり前のように思われたんでしょうが、私は地味なのも菊の花も嫌いなんです。さえりんにはピンクで可愛らしい花が似合うから。こんなほんの些細な事でも遺族はとても敏感になるのです。暫くして出来上がった頃取りに行ったら、注文通り可愛らしくラッピングして下さったのでお兄さんに「ありがとう」とお礼を言って店を出ました。 個人店の花屋さんだと常連になって覚えてもらえる利点はありますが、1本の花の値段も高いし馴れ合いになるのも嫌なんです。その点スーパーに隣接した花屋さんだとお手頃価格で注文通りのラッピングもしてくださるから良いのですが、店員さんが殆どバイトでコロコロ変わるので時々行き違いがあったり嫌な思いをするリスクもあります。それでも毎月4日に花を買いに来る変わったオバサンなので覚えてくれたらラクなのになあっと思います。些細な事でも毎月のいろんな感情になります。 事故現場へ行くと年末に私がラッピングして供えた花がまだ元気に咲いていて、そこにもう1つ花が供えてありカードが付いていてさえパパの知人のミュージシャンNORIさんからだとわかりました。NORIさんはいつもライブがあると観客の方々にさえりんストラップを配って下さって時々現場へ足を運んでお花を供えて下さって本当にありがたいです。 そして、加害者の形だけのパフォーマンスの花もありました。毎回どんどんしょぼくみすぼらしくなってきています。経費節約でしょうか??毎月嫌々アリバイ造りのように来ているのがよく分かる誠意のかけらも感じられない花です。でも来なければ私たちに文句を言われるから仕方なくやっているのがよくわかります。私も「誠意もなくそんなにイヤならもう来なくていい!!」と怒鳴ってやりたくなりますが、そんなことを言えば加害者の思うつぼで「ラッキー」と思われるだけなのでぐっと我慢しています。刑事裁判で自分から「一生償います」という形だけの反省の言葉で刑務所へ行かずに済んだのだから、せめて事故現場の花くらいはその言葉通り一生死ぬまで毎月命日には供えてもらいます!! 加害者にはせめてそれくらいさせなければ、さえりんがあまりにも惨めで可哀そうすぎるから!! (1月4日、さえりんの月命日の日の現場のお花) 昨日1月4日警察庁より、2023年交通事故死者数が発表されました。 2023年の交通事故死者数(事故発生から24時間以内)は8年ぶりに増加して、全国で2678人、前年より68人の多くなっています。 そして全国のワーストランキングのワースト5位までは 1位 大阪府 148人(前年より7人増) 2位 愛知県 145人(前年より8人増) 3位 東京都 136人(前年より4人増) 4位 北海道 131人(前年より16人増) 5位 千葉県 127人(前年より3人増) 本当に愛知県は一体いつになったらこの不名誉なワーストランキングから外れることが出来るのでしょうか??これは人口当たりの数ではないからと言う方もいますが、それでもこれだけ多くの方々が交通事故で亡くなっている事実は変わりません!!しかもここには交通事故が原因であっても24時間を1分でも超えて亡くなった方はこの数字には入っていないんです。本当ならもっともっと多いはずです。 地震や自然災害での死亡者ももちろんご遺族にとって突然のお辛いお気持ちは計り知れないと思います。決して比べようもない奈落のどん底と絶望に突き落とされるもの同じです。それでも、残念ながら相手は地震や自然災害で人間の力ではどうすることもできない天災です。 しかし、交通死亡事故は天災ではありません。加害者の無謀な運転やついうっかりが原因で招いた明らかな人災なのです!!人災ならば人が意識さえすれば起きなかったことなのです。さえりんのような交通事故の悲惨な被害者は、加害者が交通ルールをしっかり守って確認さえ怠らなければ出さずに済んだはずなのです!! だからこそ、遺族は何年経っても何十年経っても決して納得もできず赦せないのです!!天災だから仕方がないなんてどうしても思えないんです!! 私は毎年この季節特に心が憂鬱になります。この交通事故死者数の発表があるたびにこの数字はただの数ではなくたった一人のかけがえのない命の集合体だと思えてなりません!!人災ならば人間の知恵と力で無くすことはできないのでしょうか??自動運転、自動ブレーキの車に代われば交通死亡事故は無くなるのでしょうか??世の中の信号機がすべて歩車分離式信号機に変われば交通事故は無くなるのでしょうか??車が地上ではなく空を走れば交通事故は無くなるのでしょうか?? 私はそれだけでは無理だと思います。もっともっと人類すべての人たちが決して交通事故は他人事ではなく我がこととして真剣に考え、行動に移さなければ無くならないのではないかと思うんです。私たちがいくら草の根運動でストラップを作って配ってもそれだけではただの自己満足で終わってしまい何にも変わらないんです!! 明日の交通事故被害者の1人は、もしかしたら自分かも知れないし、自分が愛するかけがえのない家族かもしれません!!私も実際にそうだったのですから。そうならないように交通事故を無くすためにはどうしたら良いのかをみんなで一緒に真剣に考えて欲しいと心から願います。それが一被害者遺族のささやかな願いなのです。 (さえりん2歳2カ月 初めてのサンリオピューロランドpart4) いつも温かいコメントありがとうございます さえママへのメールはこちらから にほんブログ村、応援おねがいします!! この「さえりんの部屋」を一人でも多くの方に読んでいただき、 交通死亡事故で悲しむ人がもう増えませんようにと心から願っています!! さえりんをクリックしてください!! にほんブログ村 さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら にじいろ会公式ホームページが完成しました!! よろしければ以下のリンクからご覧下さい。
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