ジューン・ドロップ、みかんの生理落果が続いています
みかんの生理落果がつづいていますみかんの幼果がジューン・ドロップ(6月の生理落果)しています。5ミリ足らずの幼果が落果しているのを見った6月中旬でしたが、さらにこの頃の6月下旬では、1センチ近くの幼果ですら落果しています。 (6月26日)それでも良いのです。普通のことです。樹の力に相応した果実の数に、自然が調整してくれているのです。もしも、この作用がなければ、果実の着け過ぎで木は疲弊してしまいます。もし、この力が弱ければ、人為的に摘果することをしてやらなければなりません。それを自然が、なんと、なんと自動的に調整してくれているわけです。はるみなどの晩柑類では、上部の実はあえて摘果する必要があるそうです。それを怠った去年のはるみの木があります。果実をつけ過ぎで、あわや枯れる寸前になってしまいました。この1,2年は樹勢が回復するのを待たなければならなくなりました。この試練に耐えて残った果実が、秋に向けて大きくなっていくわけです。 (6月26日)この果実あたりは、試練をクリアーしたもののようです。濃緑色のしっかりした実が枝先についています。まだ大きさは、1センチ位の小さな果実ですが、ひきしまっています。これからみかんの実は生育をはじめます。梅雨から夏の照りつける強い陽ざしの季節をとおして、この小さな果実が、徐々に、どんどん大きくなっていきます。