◆カラフル！ラナンキュラスとクレヨンの思い出。

2011/03/29

◆カラフル！ラナンキュラスとクレヨンの思い出。

神さまは、どうしてこんなに美しい色たちを
ラナンキュラスにあずけてしまったんだろう？
他の花たちから「ずるい！」って言われそう。

　

ラナンキュラス
Ranunculus asiaticus
キンポウゲ科キンポウゲ属

西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸が原産。
原産地では、湿地に自生する多年草で、湿地に生え
ることと、葉の形がカエルの足に似ていることから、
ラテン語のrana(カエル)を語源としているのだとか。

毎年、ラナンキュラスを見るたびに思い出すことがあります。
幼稚園に入園したときに初めて貰った、クレヨンの記憶です。
フタをあけると、真新しい、ぴかぴかのクレヨンが、ずらり・・・
色鮮やかに美しく、行儀よく並んで、私を見上げていました。

油臭いクレヨン独特の匂い、本体を包む紙に印刷されていた、
「あか」・「あお」・「きいろ」・「だいだいいろ」などの、平仮名。

今ほどはなやかな色の雑貨がなかった時代ですから、
自分の為に用意された、新しい、すべらかな　それは、
私の小さな胸を、わくわくと踊らせました。

新学期のシーズンに合わせるように咲く、ラナンキュラス。
私にとって、ラナンキュラスは、「春色」の象徴であり、
新しい世界へ向かう「期待と楽しさ」の象徴となっています。