カテゴリ:自然と四季の彩りを楽しむ
菫(スミレ) が"太郎坊"なら、こちらの野草が"次郎坊"です。 太郎坊と次郎坊名前は、いにしえの子供たちの遊びに由来します。 その昔、熊野や伊勢地方では、太郎坊と次郎坊の蜜を溜める距という部分を絡ませて互いに両方から引っぱり、どちらがちぎれずに残るかと競ったそうです。 こうしてつけられた"次郎坊"という呼び名に、"延胡索"という同種で似ている別の薬草の漢方名を結びつけて、正式な和名を次郎坊延胡索(ジロウボウエンゴサク)といいます。 残念ながら"昭和生まれ"のわだつみには太郎坊と次郎坊で遊んだ記憶はありません。 太郎坊VS次郎坊の闘いの結末は・・・ 名前から推察すると、たぶん太郎坊(スミレ)の方が若干強かったのでしょうね。 遊びの少ない時代にも、子供らは身近な物で色んな遊びを思いつくものですね。 ちょっと風雅な春を感じる野草のエピソードでした。 『ジロウボウエンゴサク』 科属:ケシ科 キケマン属 学名:Corydalis decumbens お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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