テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:自然と四季の彩りを楽しむ
山地の緑いっぱいを歩いていると、緑の中に花とは少し違った雰囲気で、白いハンカチのようなものを目にします。 近づいて行くと、葉そのものが白いのだと判り、今度は不思議に思う人も多いことでしょう。 ちょうど梅雨の時期に、森の中で白く変色した葉を見かけたら、それは木天蓼の葉です。 木天蓼? それ何? なんて思いますよね。(笑) ニャンコが好きな『マタタビ』のことです。 木天蓼と書いて"またたび"とも、漢字通りに"もくてんりょう"とも呼ばれます。 木天蓼は、つる性の植物で、他の木に乗りかかるようにして伸び、6月から7月に2センチほどの白い花を咲かせます。 普段はまったく気がつかない地味な植物ですが、花の時期になると、先に近い葉が白くなって花粉を運んでくれる虫のたちの目印になるようです。 果実は熟すと美味しく、薬用酒として果実が使われたりします。 猫にマタタビといわれるように、ネコ科の動物は臭い成分のマタタビラクトンや塩基性のアクチニジンに恍惚を感じます。 マタタビ以外にもイヌハッカには、同様の効果があります。 当然、トラやライオン、ヒョウにも効果がありますので、『トラにマタタビ』を、是非一度試してわだつみ判官にご一報ください。(笑) 『マタタビ』 科属:マタタビ科 マタタビ属 ツル性落葉木 学名:Actinidia polygama 開花期:6月~7月 別名:モクテンリョウ 原産:日本在来種 北海道、本州、四国、九州の山地 朝鮮半島、千島 InとOutに、クリックしてくださるととっても嬉しいです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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