High Ball Shooter
お酒は30過ぎるまで呑めなかったのだ。 俺は喘息持ちで、20代の頃とかは呑むとかならず発作が出ていた。だからそんな危険を冒してまで呑みたくなかったし、そう思うのは好きでもなかったから。まあ、呑んでないから好きにもなりようがないというか、慣れてないのだよね。いちどオレンジジュースを頼んでサワーが間違えて出てきて酷い目にあったこともあったな。 33くらいの頃だったかな。会社の先輩の送別会で、テーブルにはビールのピッチャー。店員が全然捕まらない。やむを得ず目の前にあったピッチャーのビールを呑んでいたのだけど、ってーかなんでそうしてまで呑んだのか思い出せないのだけど、3~4杯飲んだところで「アレ?俺呑めるじゃん。平気じゃん」 それ以来呑み会では普通に呑むようになった。初めのうちはみんな違和感あったみたいだけどな。まあ、そのうちそういう時代を知らない仲間と呑んだりとかする様にもなって。お酒口実に女の子誘ったりとか、そうやって仲良くなった子(残念ながら「仲良く」止まり)に「呑兵衛宣言」されたあたりが第二のブレイクスルーか。結構呑んでたからな、あの時は。 次のブレイクスルーと呼べるのは多分「一人呑み」で、京都のウェラーズ・クラブに行って始めて一人で呑んだ。で、これが間接的に今に繋がってくるんだけど、ここで「DJを聴きながら呑む」ってのを覚えたのね。 先述の子とは良くライヴも行ったんだけど、彼女とはライヴ後に軽く呑むパターンが多くて、ってーかライヴハウス系はあまり行かなかったんで「ライヴハウスで呑む」ってのは無かったんだけど、最近はソレが楽しい。「呑んで踊る」コトを(いい歳して)覚えてしまった。 最近は特に職場の酒好きな仲間と呑むコトが多くて、彼らと飲んでると勢い酒量も多くなり、徐々に強くなってきたようで、それにともなって「飲みたい」と思う局面も多くなってきた。特にダンスミュージック聴いてる時ね。 最近は日曜の夜になると(ってーかまさしく今だけど)DJ MizutaさんのUstream配信を聴いていて、これがまた絶妙に呑みたくなるのよ。踊りたくもなるんだけどね。で、ここのところ毎週ではないけど、たまに缶チューハイとか一本くらい買ってきて呑みながら聴くパターンが出てきた。「家呑み」の登場である。 ・・・う~む、どうしたもんじゃろねえ。