Lupin The Third '80
今日は赤い方。 俺のジャズとの出会いがルパンだった、というのは前にも書いたと思う。初めの頃、モダンジャズのCDを買うときに指標にしていたのはJazz Renegadesのアルバムと、ルパン三世 '80のサウンドだった。あのヴァイブとホーンのサウンドは今でも最高に格好いい「ジャズ」だと思っていて、その「ジャズとポップの中間」的な位置を求めて結局スカパラに辿り着いたらそんなタイミングで彼らもルパンをカヴァーしたりして、その辺のある種のシンクロニシティも気持ちよかったりして。 所謂「新ルパン」のテーマ曲はどのヴァージョンも格好良くてこの「'80」以外も良いのだけど、オリジナルヴァージョンより僅差で好きなのがエレクトロ・ファンクって雰囲気になった「'79」。それから大野雄二によるサントラ曲にも名曲が沢山ある。ゴダイゴのトミー・スナイダーが歌う2曲(Lovin' YouとSuper Hero)はどちらも名曲。 でも大野雄二の曲は基本フュージョンっぽいんだけど、所謂国産フュージョン嫌いな俺にも聴ける音なのがまた、よい。勿論カシオペアとかスクエアなんかよりは比較にならないレベルでいいワケで、それはやっぱりサウンドトラックっていう位置づけのおかげで「フュージョンぽいケドつまんねえソロがない」ってところから来るんだろうね。だから俺の中では「国産フュージョンの最高峰」が大野雄二のYou & Explosion Bandなのだ。 さて、ジャズ/フュージョンではなくてある意味モッドな・・・という話は、また今度。