Life of Brian
常識だと思い込んでいたが、意外にエース清水と土屋昌巳が似てるという意見を見かけない。そっくりなんだけどな。ってことは当然研なおこにも似ているわけだ。悪魔教かと思ったら創価学会だったというワケであり余計にタチが悪い。 DVDが届いたので久々にライフ・オブ・ブライアンを見た。NHKで放送した奴はやっぱり結構カットがあったみたいだな。特にグレアムの「丸出し」は地上波の、しかもNHKじゃあ絶対無理だよなぁ。 しかし何度見ても、これは映画として良く出来ててもコメディとして最高とは言えないと思うな、やっぱり整合性がちゃんとしてるし、馬鹿馬鹿しさよりストーリーが優先されてる印象がある。大爆笑出来るシーンが少ないのが一番物足りないんだよな。結局圧倒的に面白いのが蓄膿のピラト提督のシーンだな。ここだけは狂いまくってて最高だ。 ジョージが出てくるシーンは以前見た吹替えだと「この人がジョージ・ハリスン」ってジョン・クリースが言ってくれるんだけど、字幕だと「ブライアン、この人が説法の場を提供してくれた」ってなってて実は露骨な紹介は無かったんだね。嬉しそうに手を上げて挨拶するジョージは相変わらず可愛いが(笑)。 吹替えとコメンタリーも断片的に見た。テリー・ジョーンズ=飯塚昭三のシンクロがもの凄くて笑える。テレビシリーズ以上じゃないか。でも吹替えは(映画ということもあって?)字幕と比べてもあまり変化が無いんだね。多分パイソンの映像で一番「同じ」なんじゃないかな。 コメンタリーで印象的だったのが、クリーズとジョーンズがあるシーンを巡って議論を戦わせたという話。結局、クリーズはジョーンズの頭に描く映像を説明させて「自分のイメージと違うことが解った」として折れている。そして「人の意見に反発を感じている時は自分の勝手なイメージに反発しているだけだということを学んだ」と言う。 これってまさに、世間がこの映画に「反発」した現象と同じじゃないか。イエスなんか一瞬しか出てこないこの映画を「キリスト教への冒涜」と受け取った連中は「自分の勝手なイメージに反発しているだけ」だったんだよね。