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テーマ:野鳥好きっ♪(15886)
カテゴリ:野鳥観察
![]() アオジに気付かれないように物音を立てずひっそりとたたずんでいると、足許に何かの鳥の巣が落ちていることに気付きました。 大人の手の平くらいの大きさで、細い草のようなものや、何か白いものが器用に編み込まれた芸術的とも言えるようなものです。 アオジを気にしながらも、この巣について観察してみました。 写真からもお分かりのように、この巣が落ちていた頭上にはアカマツの木がありました。 使用済みの巣が、強風に煽られて落ちてきたものだろうと推測します。 そして、その素材。 茶色いものは枯れ草や根などとすぐに確認出来ましたが、さて、白いひも状のものは何か? その答えは、次の写真を見ていただきましょう。 ![]() 何かお分かりになりますか? 実は人工物、ビニール製の紐を細かく裂いたものを、巣の底の部分に利用しているようです。 実に巧みに用途ごとに素材を使い分けています。 どのような過程を経て、このような巣を作るようになったのかを想像すると、なんだか楽しくなります。 カラスが針金ハンガーを巣の材料に使うことは聞いていましたが、人の想像の範疇を越えて、野生生物が人を利用していることがはっきりと分かります。 人が「畜生」と蔑んでいる存在に、まんまと利用されているのですから、滑稽と言わずになんと表現すれば良いのでしょう。 ただ、こんな材料しか得られない環境なのか、それとも今まで利用してきた材料を捨て去れるほど、それらの人工物をより良い素材として扱っているのか、そのあたりのことは想像すら出来ません。 前者の理由であれば気の毒ですね。 水鳥に関して聞いた話ですが、 釣り糸などを飲み込んだりして息絶えてしまうような事故が結構あるそうですね。 酷い話です。 こうした人工物が生物を豊かにする反面、 不幸な事故を引き起こす原因にもなることを理解した上で、 前述のような鳥の巣を目の当たりにしたとき、 あなたはどのように思うのでしょうか。 「すごいねぇ、偉いねぇ」と褒め称えますか? それとも…。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
ああ、これは産座が見えないので、カワラヒワの巣かなー。大きさが大人の手の位というなら、結構大きいから、違う種かな。うーん、アカハラとかそちらで繁殖してないですものねー。ええ、種によってですけれど、最近はこんなビニールを巣材にしたり、ティッシュペーパーを巣材にしたり、人口のものを使う野鳥がも居ますわ。野鳥の全部が全部そうではないのですが、種によっては…。でもそんな彼らだって、ビニールが無い昔はそんなものを使って巣を…ではないでしょうしね。どちらにしても、嘆かわしい。
さ、寝ます。 (2006.12.30 02:30:47)
鳥が廃物利用すること、釣り糸を飲み込んで
死んでしまう水鳥など本当に考えさせられて しまいますね。ゴミのポイ捨てしないとか、 せめて私たちに出来る簡単なことくらいは していきたいですね。。 (2006.12.30 13:45:40)
野鳥大好きさん
>ああ、これは産座が見えないので、カワラヒワの巣かなー。大きさが大人の手の位というなら、結構大きいから、違う種かな。うーん、アカハラとかそちらで繁殖してないですものねー。 繁殖期の状況とか、探し方すら分かりませんので、どなたの巣だったのでしょうね。 地上に落ちていなければ、気付かなかったと思います。 >ええ、種によってですけれど、最近はこんなビニールを巣材にしたり、ティッシュペーパーを巣材にしたり、人口のものを使う野鳥がも居ますわ。野鳥の全部が全部そうではないのですが、種によっては…。でもそんな彼らだって、ビニールが無い昔はそんなものを使って巣を…ではないでしょうしね。どちらにしても、嘆かわしい。 「賢い」と表現してしまえばそれまでなのでしょうが、それだけの問題で済ませたくはないですよね。 鳥自身にとって、「新素材発見!」というような状況なら、少しは救われるのでしょうか。 (2006.12.30 17:02:15)
VIA♪さん
>鳥が廃物利用すること、釣り糸を飲み込んで >死んでしまう水鳥など本当に考えさせられて >しまいますね。 「人の振り見て、我が振り直せ」という言葉がありますが、 おそらく、そう出来ない人がたくさんいますので難しいのかなぁ…。 人里離れた雑木林の中にも、比較的新しいジュースなどの缶やペットボトルが捨ててあったりします。 地に堕ちました。 >ゴミのポイ捨てしないとか、 >せめて私たちに出来る簡単なことくらいは >していきたいですね。 ポイ捨てをしないこと、大人が出来なければ子供も出来ないのは当たり前。 何をすれば効果的なのか、 当たり前のことが出来ない人たちの存在に、考えることを止めたくなってしまいます。 止めませんけれど。 (2006.12.30 17:10:41)
やはり、この素材については考えさせられてしまいますね~
人口素材は決して自然に良い影響は与えるとは思えません。 ビニールの紐の切れ端が、どんな形で野鳥の口中に 入るかも知れない。。 そう思うと、なんかやり切れない思いがしますね。 (2006.12.30 18:44:14)
自然薯パパさん
建材のアスベストや、接着剤のホルムアルデヒド、塗料の鉛化合物。 どれも後付けで、人体に悪影響があることが判明したために使用が制限されましたが、人以外の生物に対しては何の考慮もされていません。 人がいちばんで、それ以外は眼中に無いのは明らかです。 ただ、自分がこれに加担しているとも考えられますから、やるせなさは一層増します。。 とりあえず、一歩引いてよく見れば、何かが見えてくるかもしれませんから、そのような姿勢で観察を続けてみようと思います。 あえて、結論は後回しにします。慌てると、余計に事態を混乱させてしまうような気がしますから。 (2006.12.31 00:02:01)
今年の春先はハンガーを運ぶカラスなんかよく見ましたね。
鳥は子孫を残すための一身で、本能的に使えるモノなら何でも使います。 それが例え危険な物であっても…。 生きるための貪欲さというものでしょうか。 春先に、スズメやシジュウカラがうちの犬の抜け毛を 集めてるのを見るのは微笑ましくなりますけど(笑。 最近落葉した木に、エナガやメジロの巣を見かけたりします。 本当に芸術的ですよね(^^)。 (2006.12.31 22:08:05)
イムスキーさん
何を理由に、取捨選択を行なっているのでしょう。 「使えるもの」「使えないもの」を、失敗しながら有効性を検証しているのか、 それとも、ただの行き当たりばったりなのか。 なんにせよ、こんなことが理由で、鳥に危害が加えられていないことを祈るばかりです。 翼を以って危険を回避できる鳥が、こんな下らないことで命が危険に晒されているとしたら、やる瀬無いですね。 (2007.01.01 01:31:16) |
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