テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
デンマークのパイプ作家であるハンス・フォーマー・ニールセンのブランド「フォーマーズ」のパイプ煙草「プライベートフレイク」を今回はレポートします。ただ、この銘柄はまだ少し日本国内の流通在庫が残っているようですが、基本的に「フォーマーズ」ブランドのパイプ煙草は輸入が終了していますので、レポートの意味は余りありません。orz 開封時の香りは、ペリクに似た酸味のある漬物臭を少し果物系に振ったような感じで、ちょっと独特です。缶には7cm×4cmぐらいのフレイクが14枚程度は入っているようなのですが、缶の中で互いにくっついて大きな塊になっており、一枚一枚を綺麗に剥がして取り出す事ができません(ですから今回はフレイクの写真はなしです)。湿気は、フレイクとしては普通だと思います。 このフレイクを適当に取り出し、火皿内径20mmのパイプに折り畳んで詰めます。そうして着火しますと、適度に熟成されたバージニア葉系の紅茶っぽい味をベースにしつつ、そこにちょっと酸味のある何かの果物を乗せたような味が来ました。ショップさんの情報によると「ケーシングにイチジク、ナッツ、トッフル、リンゴのシロップ、アイリッシュウイスキーをトッピング」となっているのですが、確かに一言では言い表せない複雑な味がします。とにかく何かの果物系の味なのですが、どの果物なのか特定できない風味です。でも、これ、なかなか美味しいです。 フレイクなので、最初の火付きは今一つですが、一旦着火できれば、以降の火持ちは良い方だと思います。意外に火が消えません。また、逆に燃え過ぎる感じもありませんから、割りと楽に喫煙できます。 喫煙中盤から終盤にかけて喫味の変化は特になく、そのまま喫煙終了。小さなボウルのパイプで吸ったので、フレイクの割りには短時間で吸い終わりました。後味は酸味のある果物系で、残り香も焚火+果物という感じでした。 全体的に見て、何だか分からないものの果物系の味と香りが上手くバージニア葉の喫味の上に乗っていて、なかなか美味しいフレイクでした。う~ん、こういう煙草の輸入が終了したのは勿体無いなと思います。ただ、パイプ作家としてのフォーマーの名前が、往年に比べると神通力を失いつつあるとは感じますので、これも時代の流れかも知れません。 果物系着香のフレイクは、実はそれほど多くありませんから、興味のある方は、国内の流通在庫がある内に試してみて下さい。 [時代の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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美味しい煙草が輸入終了・・・寂しいですね。
(2017.05.27 09:00:29)
六条 旭さん
仰る通りだと思います。実際、美味しいのかどうかが知れ渡る前に輸入が終了するなんて事もありがちでしょうし、市場が小さいというのは何かと残念です。 (2017.05.28 16:34:14)
SS900IEさん
>六条 旭さん >仰る通りだと思います。実際、美味しいのかどうかが知れ渡る前に輸入が終了するなんて事もありがちでしょうし、市場が小さいというのは何かと残念です。 > ----- 確かに、パイプ煙草は宣伝もまともにされておらず、口コミも少ない業界ですもんね。 (2017.05.31 08:34:36)
六条 旭さん
インターネットのお陰で情報を集めやすくなっているとは言え、やはり現実社会での人伝の評判による影響力は絶大なものがあります。人口の少ない日本のパイプ喫煙界隈では、その部分の弱さが致命的です。 (2017.05.31 20:11:34) |
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